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城定秀夫監督「愛なのに」ラブコメってより繊細で奥深く美しい映画だ。

城定秀夫監督「愛なのに」(2022年)は公式サイトにラブコメディって書いてるけど、ちょっと違うって思う。高校生河合優実との恋は胸キュンだし、さとうほなみとの熱愛もセックスも切ない。
この2つの恋愛にリアリアリティを感じるかといえばわからないけど、とっても面白い。瀬戸康史にはすごく感情移入する。
ラスト近く、両親から何か言われたと聞かれた河合優実が“ わたしたちに関係あります?”って言葉には拍手を送りたかった。こういう恋があってもいいじゃないか。
さとうほなみがとてもいい。次の年が“銀平町シネマブルース”って、城定監督のオキニなんだなぁ。中島歩も同様にオキニなの頷ける。
愛なのに、銀平町シネマブルース、を続けて見たけど素晴らしい。ハリウッドの映画より繊細で奥深く美しい作品が日本映画界にはいっぱいあるんだなぁ。