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「ブルージャスミン」ケイト・ブランシェットのアカデミー主演女優は頷ける。

ウディ・アレン監督「ブルージャスミン」(2014年)は上流階級から転落したケイト・ブランシェットが妹を頼ってサンフランシスコに行き人生をやり直そうとするがうまくいかないハナシ。ありふれたストーリーだが面白いし、ブランシェットの演技がとにかくすごい。
輝くような気品あふれるセレブ、ペテン師で女たらしの夫に騙され続けるバカな女、激情に駆られてその夫をFBIにうってしまう単細胞、そのことを許せない息子に絶縁されて悲嘆にくれる母親など、さまざまま表情をみせる。まさに琴姫七変化(古いか笑)。アカデミー主演女優賞も頷ける。
「TAR/ター」「ギフト」と続けて観てホントに素晴らしい女優だと思ったのだが。キャリアを見ると「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「オーシャンズ8」などだいぶ前だけどいろいろ観ていたんだなぁ。どうして今ほど惹きつけられるなかったんだろう。見る目がないね。
とにかくこの人イチオシです。