見出し画像

たまゆら学園

たまゆら学園は「コメント」と「進行」の組み合わせだと思います。わたあめりなさんが植木おでんさんの淡々としたボケ方にツッコミを入れながら一緒に進んでいく事が基本です。


わたあめりなさんが少し演じ込みが出来て猫なで声で全体のハードルを下げたり雰囲気を作ったりするのに向いていると思います。感情を乗せたリアルなテンションの演技が得意なのでコント的なものに割とすぐ入れる感じです。

それと植木おでんさんは進行的な役割、四千頭身の後藤さんとテンポ感は似ています。淡々としていながら自分のペースに持ってゆくやり方を多発していてそれで外側からゆっくりイニシアチブを取っていこうとします。しかし相手に合わすというよりボケとしてそれを行いながら関係性をらうやむやにしてゆくという方法です。そのやり方自体は基本的に前のコンビからあまり変わってはいません。

コントを行う分にはこのハードルを下げてゆっくりと関係性をうやむやにしてゆく手法自体が世界観を構築しやすいのだと思います。フリートークやボケとツッコミ、フリとコナシ、などの役割分担がまだあまり明確になってないので、それでこのまま行くのかも含めて今後どうなってゆくか楽しみです。

また男女の組み合わせでこのバランスなのはオーソドックスなようでいて実は珍しいと感じます。例えば相席スタートやパーパーや南海キャンディーズなどは男性がツッコミで女性がボケです。たまゆら学園の役割分担はメイプル超合金と一緒ですが安藤なつさんはわたあめりなさんの様にここまでコメント的ではありません。これはここにまるいるいさんというアシスト性の高いタイプの女性がもう1人居てトリオ芸を行っていた事による名残のようなものが要因だと思います。どちらが先行して前へ出て行くのか、それとも並列で歩幅を合わせて行くのか、そのネタのスタイルやコンビのフォーメーションがどうなるかも気になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?