長い夜の先にあるもの
昨日は月に一度の通院の日。
眠れない日々が続いていて、年末にもらった睡眠薬も効かず、違う薬を処方してもらおうと考えながら家を出ました。
土曜日の病院はとても混雑していて待合室は座れるスペースが無く、邪魔にならない場所で立って順番を待つことにしました。
しばらくして、誰かに肩をトントンと優しく叩かれました。
振り向くと、お婆さんが「ここに座りなさい」と私の肩を叩いた時と同じように優しくソファをポンポンと叩いています。立っている私を見つけ、座る場所を空けてくれたようです。お婆さ