見出し画像

ミュージカルに学ぶ マイペースに生きること ーウェイトレスー

私はミュージカルが大好きです。
ミュージカルソングが栄養源です。

そんな私の人生を変えた…は言いすぎだけど、ちょっと背中を押してくれた作品が『ウェイトレス』でした。

素晴らしいセットに、心地良い訳詞に、最高の演者さん。作品自体の良さも語り尽くしたいけど、それはまたの機会に。

私はこの作品に、マイペースに生きること教えてもらいました。

悩める現代女性を全力で応援するコメディ・ミュージカル と銘打っているだけあって、登場する3人のウェイトレス : ジェナ(高畑充希さん)、ドーン(宮澤エマさん)、ベッキー(LiLiCoさん、浦嶋りんこさん)は仕事・恋愛・夫婦・妊娠・介護といろんな悩みを抱えています。

50歳でミュージカル

ベッキーを演じるLiLiCoさんは、子どもの頃から、50歳になったらミュージカルをやりたいと思っていたそうです。
そして、このとき50歳でミュージカルデビュー。

私はこの、50歳に「なったら」というところが大好きです。
目標を立てるときって、いつまでにこれをするって言い方をすることが多いじゃないですか。30までに結婚したいとか。早く達成する分にはOKみたいな。
夏休みの宿題を夏休みが始まる前にやっちゃうタイプの私にとって、こういう目標の立て方がすごく新鮮に感じられました。

ありたい姿

昔から負けず嫌いな私は、とにかく周りより先に進みたいと突っ走ってきました。
でも大人になるといろんな尺度が出てきて、自分はどこにも当てはまらないような、どんどん落ちこぼれていくような感覚になっていた頃、このLiLiCoさんの目標に出会いました。

50歳になったらミュージカルに出たい、ということは50歳まではそのための準備期間ということ。
いろんな経験を成熟させてから挑戦したいというミュージカルへのリスペクトにも思えて、心の底からかっこいい!と思いました。

自分のやりたいことや幸せは自分で決める。
何歳で/どんなときに、こうありたいという姿は自分が満足するように決めればいい。
いつも周りと比べて焦っていた私は、少し肩の力を抜けるようになりました。

正しい間違い

ベッキーは、働いている店の店長カルと不倫関係。でも看病が必要な夫と離婚する気はない。
それを主人公ジェナに責められたベッキーは「私にとって正しい間違いよ、あんたもそうよね」と歌います。(ちなみにジェナもW不倫中)

遠回りでもいい

間違っていると分かっていながら、ベッキーは日々の救いをカルに求めていました。
楽しいだけじゃない毎日を過ごすためには、何か快楽が欲しくなる。
ダイエット中のチートデイとかね。(不倫はだめ)
そのせいで少し遠回りすることもあるかもしれないけど、たまには自分の興味に従って行動してもいいのかなと。

マイペースに生きる

マイペースはただのゆっくりじゃない。
計画的に、でもたまに寄り道しながら自分のペースで生きていきたい。

ミュージカル『ウェイトレス』は私に心の余裕を少し与えてくれました。

#ミュージカル #ウェイトレス


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?