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平成の阿久悠

私が大学生の頃の話。
当時付き合っていた同い年社会人の彼が居た。好きなバンドのライブで知り合って、付き合った経過がある。お互い好きなバンドを教えあって、時に一緒にライブに行ったりレコード屋さんに行ったりと楽しんだ。10代、20代はじめにかけての話です。

そんな彼が教えてくれたバンドが【バスマザーズ】でした。ハヌマーンというバンドを知っていた。

そのバンドのボーカルが、山田亮一と言う人でした。


彼女は僕の知らない うるさい音楽に夢中さ!


当時、CDの原盤にこだわっていた私はこのアルバムをどうにかしてでも手に入れたい・・・と血眼で探したけど、見つかることはなかった。
フリクリというと、ピロウズのことも思い出されてますますハヌマーンを好きになった。でもハヌマーンは解散している。当時、音楽をただひたすらに漁っていた私は、その後マイミーンズのライブにも行ったし、そこでナードマグネットの須田さんと3人で写真を撮ってもらい、ほかの人々には「あの人いいなあ」と言われたことをすーーーごく覚えています。懐かしいね。あのときが一番ライブに狂っていた。確か京都の二条でライブをしたときだった。ぴくみんのバンドも勿論聞いた。今、懸命に曲名を思い出そうとしている。思い出せない。色々あったな。

ウケる、しかないのよ。面白い。本当に。Twitterのインプレゾンビたちが「信じられない」「この人がやるなんて信じられない」とか、

やるでしょ。

でも、本当にやってしまったらダサすぎてダサすぎる。ばかだなあ。
40のおっさんが、28歳の女性と。

でも山田亮一らしくて笑った。

ハヌマーンは10代の頃の自分をシビらせてくれた。
バスマザーズは20代の頃大阪の北新地を歩いて雰囲気を感じた。
30代に差し掛かる前に彼は逮捕された。


10代の頃、当時の彼がうれしそうに
「平成の阿久悠やねん。」
って音楽を聞かせてくれた。彼のワンルームの寮で聴いた。
「いいね」
と言いながら、ハヌマーン、バスマザーズを聴いた。フリクリを一緒に見た。意味わかんなかったね、と笑った。

いろんな思い出があるんだ。いろんな気持ちに戻った。
あの頃は車の運転などしていなかったけど、山田亮一逮捕の話を兄から聞いて、実家から職場に行った。
わたしは今働いている。
ハヌマーンのサブスク解禁に歓喜したのはいつだっけ。
ハヌマーンも好きだけど、バズマザーズも青春だったなあとにやっとした。
でも、山田亮一も不運な男なのだ。
バズマザーズの【豚の貯金箱】を聴いて、心を傷んだっけ。



大学生の時にサブスクなど登録するお金もなく、YouTubeでずっとこの動画(音源)を聴いていました。



きっと彼にしかわからない苦悩、感情、たくさん入り混じったんだろう。

平成の阿久悠~!音楽!やってちょうだいね!ばかだなあ


待ってます。

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