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#4 足掻く

俺は弱い人間だ。これは今落ち込んでいて限りなくネガティブ思考に陥っているからではない。事実だ。 

私は既卒で今の現職に入社した。既卒になった背景を逐一文章にするのはめんどくさいので省くが、既卒の期間は私にとっては弱さを痛感する地獄の様な期間だった。親が仕事に行っている中、昼間まで愛犬と寝っ転がり何をするわけもなく植物状態となっていた。何か打ち込める環境や目標がないと私はすぐにこのような状態になり自分を見失う。

他にも弱い部分は山ほどある。すぐ諦める、気分屋、妥協して自分を正当化する。そうやって楽して生きてきた。私の根っこの部分はそのようにできているようだと最近改めて仕事の中で感じることがある。

そんな私が今までで充実して生きていると感じたことは何か考えてみた。共通点は弱い自分を抜け出そうと「足掻いている」時だ。弱い自分と向き合い続けるのは非常に苦しくゴールの見えない砂漠を歩いているような感覚になる。でも、私は知っている。今の自分に、妥協して楽している自分を正当化している今が最も苦しく辛いことを。

そう考えると私の今までの選択は本当に正しかったと思う。過去の自分を絶賛したい。本当にいばらの道で過酷なルートばかり選択してきている。恐らく直感で分かっているのかもしれない。「お前、楽したら死ぬぞ、過酷なルートで足掻け」もう一人の自分がそういっているのだと思う。そして不思議なことに、今までもそうだが足掻いている私には必ず助けてくれる仲間がいてくれる。私が足掻くことが周りに対して強い影響力を生んでいることは確かで伝線して足掻く同士を生むのかもしれない。

今の仕事は幸いにも足掻き放題。だが、サボろうと思えばいくらでもサボれる。やるか、やらないかは自分の気持ち次第。
私が私らしく生きていくためにこれからも弱い自分と向き合い足掻いて楽しんで人生を歩んでいきたい。


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