#3 携帯

携帯を落とした。1週間前のことだ。プライベートでとあるライブイベントに行きその帰り道のバス内に落としてしまったようだ。幸いにも携帯は見つかり今まさに郵送をしていただいている。

携帯をなくしたことで強制的にデジタルデトックスをすることになったわけだが気付くことも多く、気に入っている。(そんなことを言っているが仕事の内容も入っていた携帯を損失してしまったことで、上司にお叱りを受けてしまったのでこの記事を見られたら追いでお叱りを受けてしまうので見つからないことを祈る)
気付いたことは単純だが携帯に頼りすぎていたことが多いと思った。非常に便利で何でも頼っていた。LINE・乗り換え案内・地図・音楽・radiko・仕事の連絡ツール・モバイルPASMO・電子マネー・目覚まし時計etc.。これらが全て使えなくなった瞬間、今までの生活すら変わってしまった。使えていたものが使えなくなるのがこんなにも不便だったのかと、改めて携帯のありがたさを知るとともに、なくてはならない存在になっていたことに恐怖すら覚えた。ゆえにこの現代で携帯を一切持たずに普通に生活をするとどうなるのかと興味すら湧くようになった。いつかは島国で携帯を一切持たず情報を人との繋がりで得て自らの力で生きていくサバイバルあふれる生活もしてみたいと夢見ている自分もいる。

携帯を持ち始めたのは高校1年生のころからだ。両親が厳しく中学の頃には持たせてもらえなかったが、高校デビューを期に携帯を持たせてくれた。あの頃はもう思い出すだけで恥ずかしい青二才わんぱく丸坊主ませガキだったのでSNSなりゲームなり色んな事にのめり込んだ。それから携帯を使わない日がないで今に至る。それくらい生活には当たり前になっているものを手放すとどうしてもむずむずする。が、それも慣れたらより生きていることを実感できるのではないか。そんな淡い期待もあるのでいつかチャレンジしてみたいものだ。ひとまず定期がなく切符生活を続けるのもしんどくなってきたので早く帰ってくれ俺のiphone13ちゃん。


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