私が君を好きな理由


私はTravis Japanの吉澤閑也くんが好きだ。

どうしようもないくらいに好きだ。

その全てが格好良く可愛く愛おしく感じる。

所詮赤の他人だが、彼を好きな気持ちは誰にも引けを取らないとさえ思う。

では、閑也くんの何が私をここまで惹き付けて離さないのか。


答えは簡単なようで難しい。

閑也くんの好きなところは?と聞かれれば、私はとめどなく話すことができるだろう。

優しいところ、狙っていない時に面白いことをいうところ、顔が赤ちゃんみたいにかわいいところ、広い肩幅、程よく長い四肢、厚みのある胸板、歌うと甘く、落ち着いて喋ると驚く程に心地良い声、よく食べるところ、不器用なところ、少し荒れているものの、それすら愛おしい細長い指、小ぶりで筋の通った鼻、一生懸命なところ、準備を惜しまないところ、努力できるところ、周りをよく見ているところ……挙げればキリがない。

ただ、そんなものは他のアイドルにだって探せばいくらでも出てくるはずだ。

なんなら、この点においては他の人の方が優れている、と思うことなんて正直山ほどある。

それが悪いわけではない。人間なのだから当たり前である。

では尚更、なぜ私はここまで閑也くんに心酔しているのか。



私は、閑也くんの魅力はその人間らしさに詰まっていると思う。

アイドルには色んなタイプがいる。

キラキラなTHE・アイドルの子。

クールなセクシー路線の子。

バラエティもこなす元気枠の子。

王道とされるものはあれど、ステージに立てば誰もがアイドルだ。

ここで1つ前提としておきたいのが、私は『普通』の人が好きだ。
天才タイプの人はいるが、私はどちらかというと凡才タイプの子が一生懸命頑張っているところに魅力を感じる人間である。
自分が天才ではないから、自分と似たような立場の人が努力で輝く姿に、尊敬と憧れを抱いているのではないかと思う。

失礼かもしれないが、閑也くんはこの凡才タイプに振り分けられると思う。
飛び抜けて何かが得意なわけではない。しかし、反対に飛び抜けて苦手なものも特にない。苦手なことは、強いて言えば嘘をつくことくらいか。

私はそれが好きだ。

まず、事務所に所属するまでダンスは未経験だったにも関わらず、Travis Japanというほぼダンス選抜のようなグループのメンバーに選ばれたこと。
今まで荒波に揉まれながらもしがみついてきたこと。
同じグループのメンバーから愛されていること。
それは飛び抜けた何か一つに引っ張られたわけではなく、彼の持つ堅実さと粘り強さからの結果だと思う。

たまたまじゃない、なるべくしてそこに至ったのだと思わせてくれる、その軌跡が好きだ。



閑也くんは周りの動きや反応に敏感だ。
それだけ視野が広く、普段から気を配っているのだろう。

自己犠牲精神も強い。誰かが怪我をしないといけない時は、彼が率先してみんなの前に立つ。

不器用がゆえに、頑張りすぎて空回ってしまうこともある。

いつも「みんなに笑顔でいてほしい」と言う。

それだけ周りを気にすることができる彼だからこそ、心と体の歯車が噛み合わなくなった時期もあった。

もちろん死ぬほど心配した。最悪の事態も想定した。ただ、休養の知らせを受けたとき、心のどこかで『閑也くんらしいな』と思った。もう閑也くんのことが見られないかもしれないという絶望の反面、彼がちゃんと休める環境にあることに、少し安心した。

閑也くんはすぐ元気なフリをする。
みんなに心配をかけたくないと言うものの、嘘をつけないあの性格上、彼の調子は正直表情で結構わかる。
そこも愛らしさだが、渡米後の閑也くんの表情はいつもどこか影があるように感じていたし、予想よりもかなり早い復帰の後も、やはりまだ陰りがあるように見えた。

激動の数ヶ月を経て、改めてTravis Japanに、アイドル・吉澤閑也に向き合ったとき、この人はなんて人間くさいのだと、心からそう思った。




私はアイドルが好きだ。偶像崇拝が好きだ。
そこに夢を見て、非現実的な輝きを求めている。

閑也くんは限りなく人間だ。そりゃそうだという話なのだけれど、そういうことではなく。
同じ現実の世界を生きて、些細なことで笑ったり落ち込んだりする、私と同じ普通の人だ。

しかし、私と違うのは、私や多くの人が憧れたキラキラの非現実的な世界に、自らもそちら側に行こうと踏み出し、時に傷つきながら、時に追い風を受けながら、走り続けていることだ。

普通の人だとは言ったけれども、こんな特殊な世界に入ることを自ら選ぶなど、詰まるところ、やはり彼も普通ではないのだ。

特別秀でたものがある天才型ではないかもしれないけれど、憧れを追いかけて、彼なりのキラキラを探して、必死に掴んで、身にまとって、輝いている。

その輝きが失われそうになったこともあったかもしれないが、決して手放さないで、もう一度手繰り寄せて、輝きを増して帰ってきた。

私はそんな閑也くんがとても眩しくて、好きで、大好きで、目が離せない。

閑也くんがキラキラ輝く姿をこの目で見ていたいし、願わくは彼を照らす光のうちの1つでありたい。

毎日成長して輝きを増していく閑也くんを追いかけていることで、こちらまでなんだか昨日より素敵な自分になったような気持ちになる。

頑張る閑也くんを見ると応援したくなるし、自分も頑張らなければと思わされる。

ステージでキラキラ輝いていたかと思えば、幼なじみのような身近ささえ感じる。

閑也くんと閑也担はきっと、どちらかが引っ張るのではなく、二人三脚で肩を組んで走っているのではないか。

自惚れかもしれないが、私たちの存在も少なからず閑也くんの力になっているのではないか。

そう思わせる絶妙な距離感に、気付けばのめり込んでいた。




閑也くんはほぼ毎日のようにブログを更新し、愛を伝えてくれる。

ライブに行けば、それは言葉だけでなく行動でも伝えられる。

こちら側に愛を届けてくれる。

ここまで愛してくれる人に、どうして愛を返さずにいられようか。


閑也くんがアイドルという仕事を、ステージという場所を好きだと言ってくれる限り、私は閑也くんを応援し続けたい。

何より、夢を追いかけて輝こうとする彼を肯定し続けたい。



吉澤閑也くん、大好きです。
その全てが愛おしく、眩しく、温かい。
そんなあなたが大好きです。



これから先も、あなたを照らすあたたかな黄色い光の1つであれますように。






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