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私の好きなセニョール・ピンクの話。

こんにちは。24時間走競技・元世界ちゃんぴょんの井上真悟です。今回は、マンガ「ワンピース」のなかでも私の好きな「セニョール・ピンク」というキャラクターについてを書きます。

富も名声も力も得たとは言い難いピンクの魅力

漫画「ワンピース」は、海賊たちの冒険譚です。セニョール・ピンクは、主人公ルフィたちの敵であるドンキホーテ海賊団の幹部として登場し、ルフィの仲間であるサイボーグ・フランキーに敗れて海軍に捕まってしまったキャラクターです。

46歳。小太りなおっさんです。何より特徴的なのは、『堂々と赤ん坊の服装でいること』なのですが、そのエピソードに私は大変共感しています。

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仲間にバカにされ、すれ違う人から変態呼ばわりされても堂々としていられるピンクの想い

実は、このセニョール・ピンク。若い頃は体型もスマートで、服装も高級なスーツを着こなす格好のいいキャラクターだったのです。少なくとも、ドンキホーテ海賊団の幹部の中で一番オシャレな外見だったと私は思います。

そんなピンクは、30歳で街の娘ルシアンと恋に落ちます。海賊嫌いの彼女と交際をつづけるため「自分の仕事は銀行員だ」と素性を偽ります。その後2人は結婚して子供を授かるのですが、その子はピンクが出張と偽り、海賊稼業で家を空けていたあいだに高熱で命を落としてしまいます。

『出張』から帰ってきて息子の死を知らされた彼は、ルシアンに痛烈に罵倒されます。更には激怒して豪雨の中、家を飛び出したルシアンが土砂崩れに巻き込まれて植物状態に陥るという二重の悲劇を招いてしまいます。

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出典 http://cogitoergosum.sblo.jp/article/113174099.html

植物状態になってしまったルシアンと病室で再会し、海賊であることを隠していたことで起こってしまった悲劇に嘆くセニョール・ピンク。それからのピンクは病室へ通い、熱心に彼女に語りかける日々を過ごします。

何を語りかけても反応しないルシアン。

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出典https://poison3rd.hatenablog.com/entry/20150205/1423136557

そんな植物状態のルシアンが唯一、反応をみせたのは、ピンクが息子の赤ちゃん服を着て語りかけたときでした。

ルシアンの微かな微笑みを見てからのピンクは誰に何を言われようと赤ん坊の服装を着続けました

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出典 https://moheji.hatenadiary.jp/entry/2019/08/10/211511

「おれにとっては…どんな高価なスーツより値打ちがあるんだよルシアン」「この服を着ている間だけ…キミが微笑んでくれるから…‼︎」と。

そんなセニョール・ピンクの生きざまが私は好きなのです。私もいまではピンクのうんこを掲げた活動のなかでバカにされたりすることがありますが、セニョール・ピンクのような誇りのある40代のおっさんになれたらいいな。

そんなことを想っています。つづく。


井上真悟プロフィール

19歳〜21歳、大手探偵事務所「ガルエージェンシー」調査員として勤務。転職した別の探偵事務所で軟禁と暴力にあい、逃げるように退社。22歳、失恋をきっかけにマラソンをはじめる。29歳、24時間走世界選手権優勝。31歳〜35歳、ストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」トレーナーとして勤務する傍ら、台湾一周1100kmマラソンを優勝。退職した翌月の台湾横断246kmマラソンを公言優勝し、同年11月に台湾国内で自叙伝を出版。2017年、台湾のライバル選手6名との台湾一周駅伝をとおして台湾4施設の子供たちと交流をもつ。2018年、24時間走国内代表選考会を2位通過し、2019年10月、世界選手権へ出場。競技活動を引退し、現在は中田敦彦オンラインサロンの仲間と共に「うんこもりもりモリンガ茶」プロジェクトをおこなう傍ら、フィッシュボーイ、ダンスサロンの一員としてダンスの練習に励む日々を過ごしている。



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