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写真、撮らなくなったなあ

だいたいいつも、ブログ(と最近はあまり言わないらしい)を書こうかなと思う時は写真を探して貼り付ける。

書きたいことと関係ある写真にしたいんだけど、なかなかそんなことばかりでもないのでまあ適当に、何か貼り付ける。それが想像力を刺激して内容が思わぬ方向に行くこともある。

コーイチとの会話がきっかけで毎日YouTubeに何かをアップするようにしてから、そもそも動画ばかり撮っているというのはあるのだが、それ以上に、「とりあえずこれは押さえておくか」という「押さえ」の写真を撮らなくなっていた。

理由はいくつかあるが、YouTube以上におそらく大きな原因となっているのは、StableDiffusionだ。

今やほしいものはStableDiffusionに頼めばだいたい手に入る。
わざわざ「押さえ」の写真なんか撮っておかなくても、あとからいくらでも生成できる。

「写真をあまり撮らなくなったブロガー」で生成

この三ヶ月で、明らかに人類の想像力は加速された。ほとんど人為的に。
もちろん世の中の99%の人はまだ想像力の加速された状態を知らない。
StableDiffusionへの反応は、「へえ、すごいね」「思ったもの出ないじゃん」で離脱する人が99%くらいだと思う。

面白いのは、「思ったもの出ないじゃん」でやめてしまう人と、「どうすれば出るんだろう」とやめない人の差である。

僕はプログラマーなので、機械が自分の思った通りに動かないとき、それは自分の指示に問題があると考える。他のプログラマーや、エンジニア経験のある人はたぶん同じように考えるのではないかと思う。

言われた通りに動作しないロボットを見て頭を抱えるプログラマー

もしくは、「他の人がうまく出せているんだから自分だって"呪文"を覚えれば思い通りの絵に近づけるはずだ」と考える人もいる。

または、「思い通りの絵が出てこないって、面白いじゃん」と思う人もいる。

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