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シリコンバレーを騙した女

ディズニープラスで見れるドラマ「ドロップアウト」がすごい。
WeWorkのすったもんだを描いたドラマ「WeCrashed」並みに面白い。
WeWorkはまだ続いているがセラノスは2018年に消滅している。

ちなみに写真はAIで「シリコンバレーを騙した女起業家」をもとに作ったイメージ画像をもとにして・・・

「Women entrepreneur beats Silicon Valley」で生成した人物像

これをStyleGanで反転させて得た顔画像

絶対にこの世のどこにもいないが、どこかにいそうな感じの女性起業家のイメージ


セラノスとは、2003年にスタンフォード大学の二年生だった19歳のエリザベス・ホームズという女子大生が大学を中退して作った企業。2014年には時価総額800億ドル(9000億円)に達し、自力で億万長者になった最年少の女性と言われた。

数滴の血液から100以上の病気が検出できるという触れ込みで、ラリー・エリソン(Oracle創業者)やヘンリー・キッシンジャー(元米国務長官)がバックアップしていた。

しかし、その実態は、完全なる詐欺だった。
悪意のある詐欺というのは10年も継続できない。
セラノスの問題は、若きエリザベス・ホームズには、そんなビジョンを実現する科学的知識も、根拠も持ち合わせていないことをほとんどの人が知りながら、それでも目を瞑って投資したことにある。

あまりに多くの嘘と欺瞞があり、WeWork以上に「何がこの企業の価値を上げているのか」誰にもわからない。

科学というのは、気合だけではどうにもならない。
たとえ何百億円集めようとも、「できないものはできない」のである。

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