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【囲碁上達について】感動することって大事だよね。という話。

こんにちは、ヒカルの碁世代の野狐四段のしんじ(@shi1ji9)です。

突然ですが、囲碁が上達するためのひとつの方法は、感動することだと思います。

なぜなら、感動すれば、感情が動く。

感情が動くと、刻み込まれる。

刻み込まれるから、記憶に残る。

っていうメカニズムです。

子供が上達するのは、感性豊かで感動しているからだと思う。

「え!!!」

「わあ!!!」

「 すごい!!!」

そんないちいち感動した方が、脳に刻み込まれて上達するのではないでしょうか。

そして、楽しみにも繋がるので、ストレスが無い。

故に最強です^^

黒先白死

せっかくなので、過去の自分が感動した死活を紹介。

黒先白死。

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見た通り、打つ場所はかなり少ない。

だが、驚くことに、二段・三段クラスの問題なのである。

当時2級ぐらいだった私は、第一感ツケだった。

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しかし、単純に出て、アタリを2回打たれ、あっさりと二眼で生きられてしまう。

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これでは、失敗。


ちなみに、最初のアタリに、はじけば、コウになる。

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しかし、コウでは失敗だ。


じゃあスベリで打ってみるか?

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しかし、素直にオサエられてあっさり生きられてしまう。

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これも失敗。


・・・

いったいどうすれば??

と思った。


言われれば正解は簡単。

正解は、ハネ1本打つ。

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そして、ツケだ。

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言われれば簡単だった。

今度は、ダメヅマリで黒Aとオサエられない。

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白死である。

これがハネ1本の効果である。


ハネ1本の魔力をすげえと思った。

説いたとき、子供ながらにこう思った。

「ハネ1本ってすげええええええ」


別にハネ1本がすごいわけではないが、この局面では、ハネ1本打つか打たないか、だけで結果的に30目ぐらい?は違ってきてしまうのである。

なんだか、素直にそれに感動したのである。

感動したから、こうやって何も見なくても問題覚えていて並べられるし(シンプルなかたちなのもあるがw)、ノータイムで、打てる。

感動したから刻み込まれているのである。

大人になると冷めてくるけど、囲碁では子供になったほうが良いのかもね。

誰でも大人になると冷めてきますよね。

少なくても、子供の頃より感動しなくなっている気がします。

感情が揺れ動くことも少なくなってきているかも知れません。

「だけど、囲碁では子供になっていちいち感動したほうが良いかもね。」

「いちいち感動したほうが、記憶に残って、上達しやすいし、誰も馬鹿にしたりしないよ」

とこんな経験からそう思うのです。


まあそんなことを思ったので、さらっと書いてみました^^

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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