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2022囲碁界ニューストップ11【個人的】

2022年もあと数日で終わりなので今年あった囲碁界ニュースをまとめてみました。

本当はトップ10にするつもりでしたが、まとめてたら11になってしまいましたw

また個人的主観で決めた11なのでいろいろ思う事はあるかと思いますが、重要ニュースは記載したつもりなので多分大丈夫かなと。(もし抜けがあったら教えて下さい)

振り返れるように時系列順です。(順番ミスってたらすみません)

それでは1番からどうぞ!

1.一力九段、4-3フルセットの末、棋聖獲得!初の三大タイトル!

一力九段が井山棋聖から念願のタイトル奪取を果たしました。

今まで何度挑戦しても井山さんという大きな壁に阻まれてきた一力九段でしたが、ついに実を結び、4-3のフルセットの末、獲得となりました。

また、2日制の碁に特に強い井山棋聖からの獲得はすごいとしか言いようがありません。

棋聖、獲得翌日の笑顔の写真も素敵です。

2.仲邑二段(当時)藤沢里菜名人に最年少挑戦!(13歳1ヵ月)

仲邑二段(当時)が女流名人リーグを5勝1敗の単独1位で通過し、13歳1ヵ月で藤沢里菜名人に最年少挑戦を決めました!

ちなみにその前の1月に、12歳10ヵ月で最年少リーグ入りを記録しての挑戦なのでダブル記録です。

13歳1ヵ月と言う記録は、藤沢里菜女流名人が2014年に女流本因坊戦で記録した16歳0ヵ月を大幅更新となりました。

一般ニュースになるほど話題になり、インタビューで嬉しそうな笑顔も見せ、印象的でしたね。

結果は藤沢里菜名人の貫禄の2-0ストレート勝ちでしたが、仲邑三段の挑戦はまだ始まったばかりです。

きっと来年以降も何度も戦うことになるのは、もう言うまでも無いでしょう。


3.本因坊戦、井山本因坊が一力棋聖を4-0防衛し前人未到の11連覇!

本因坊戦、井山本因坊が一力棋聖を4-0のストレートで防衛し、前人未到の11連覇を成し遂げました!
趙治勲先生の十連覇を完全に超えました。

タイトル戦が始まる前は、棋聖戦での4-3フルセットがありましたので、こちらも長期戦か…とほとんどの人が予想しておりました。

しかし、終わってみれば、井山本因坊が第一人者にふさわしい内容でストレートの結果となりました。

ちなみに第一局の碁を覚えてますか?

357手完!
黒地2目
白地-5目

結果井山本因坊の半目勝ち!
と言うすごい碁でしたね。

↑整地後の盤面がすごいw

4.星合志保三段、孫喆七段と七夕婚

星合志保三段が孫七段との七夕婚を発表しましました。
ご本人のTwitterでの報告でしたので驚きましたね!(15時15分にツイートしてるのもさすがですねw)

その後は星合三段自身のYouTubeチャンネルで共演したり、とても仲が良い様子が見られたり、とてもおめでたい発表でした。

今後もお二人のご活躍を願っております。

↑自身のチャンネルで配信している様子

5.牛四段、扇興杯優勝し初タイトル!仲邑二段(当時)惜敗

牛四段が扇興杯を優勝し、初タイトル獲得となりました!

あの苦しい碁を最後まであきらめずに決め手を与えず粘り続けたのは実に見事でした。

今回は、準決勝で藤沢里菜名人と上野愛咲美女流立葵杯2人が敗退と言う珍しいこともあり、若き二人が決勝カードとなったのが印象的です。

また、仲邑二段(当時)は、序盤から終盤直前まで、はっきり優勢の碁を落としてしまったことも多くの人に記憶にあるでしょう。

非常に惜しい内容で、最年少初タイトル記録は持ち越しとなりました。

6.世界最年少プロ、9歳4ヵ月のプロ棋士誕生!藤田礼央初段

世界最年少の囲碁のプロ棋士である藤田礼央初段が誕生しました!

9歳4ヶ月と言うのは中国や韓国を抜いて世界最年少記録で、一般ニュースにも大きく取り上げられました。

また、9月と12月に公式戦が行われました。
まだ初勝利とはなってはいませんが、仲邑三段の持つ10歳4ヵ月の記録を来年更新できる可能性があります。

7.大竹優六段(当時)本因坊リーグ入り!今年大活躍!

本因坊戦最終予選決勝。
大竹優六段が藤沢里菜女流本因坊に勝ち、初のリーグ入りを決め、七段に昇段しました。

大竹七段は、今年43勝19敗という成績で大活躍と言っても良いでしょう。

同時に、藤沢女流本因坊の女性初のリーグ入りは持ち越しとなりましたが、来年以降も可能性はあるかと思うので注目ですね。
(個人的には時間の問題で、上野さんか里菜さんが3年以内に実現するかと思っています)

8.芝野九段、フルセットの末、井山名人の大石を仕留めて名人獲得!

柴野虎丸九段が、4-3のフルセットの末、井山名人を破り、3期振りの名人を獲得しました!

また、最終局の内容が、井山名人の大石を仕留めての名人獲得となり、劇的な内容で圧巻でしたね!

上辺から中央の黒は全滅!

9.平田智也七段が阿含桐山杯優勝!平田七段が全棋士参加の棋戦を制したのは初!

平田智也七段が、阿含桐山杯に優勝しました!
平田七段が、全棋士参加棋戦を制したのは初です。
しかも、一力棋聖、井山本因坊の日本2トップを破っての優勝は素晴らしい。

今年は平田七段も30勝11敗という成績で大活躍でしたね。

10.群雄囲碁オールスターズ団体戦初開催!そうそうたるメンバーが出場し、囲碁ファン集まる。

初のプロによる団体戦が行われました。
女流チーム、中部総本部、関西連合チーム、レジェンドチーム、と4つに分かれての団体戦です。

出場棋士も皆が知っているそうそうたるメンバーです。
このメンバー全員が名古屋に集まり、囲碁ファンもすぐ間近で見られるので、これを超える囲碁イベントもなかなかありません。

↑出場棋士はそうそうたるメンバー

結果はレジェンドチームの優勝でしたが、お祭りのようなイベントで、行かれた囲碁ファンの方々も皆楽しそうにしておりました。

来年の開催も期待しております。

11.仲邑三段、女流棋聖戦挑戦者決定戦で藤沢女流本因坊を破って挑戦者に!


仲邑三段が女流棋聖戦挑戦者決定戦で藤沢女流本因坊を破って挑戦者になりました!

この碁は囲碁将棋プラスでリアルタイムで観ていました。

仲邑三段の攻めが決まり、優勢を築きましたが、そこから藤沢里菜女流本因坊の粘りもすごかった。

女流名人戦のときより、仲邑三段が明らかに進化しているのが伝わってきました。

年明けの1月の上野愛咲美女流棋聖との戦いに注目です!

↑投了局面

2022囲碁ニュース11【個人的】まとめ


2022囲碁ニュース11は以上です。

あなたは、どの囲碁ニュースが一番印象に残りましたか?

もちろん人それぞれかと思いますが、この記事で今年の囲碁界を思い出してくれたら幸いです。

まあ、私は引き続き、仲邑菫三段を応援しますw

来年の囲碁界も楽しみにしていきましょう!

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しんじ@囲碁

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