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世界的な気候変動と個人的な不安(anxiety)

ベルリン出張からの帰りの飛行機のなかで早速、grimesの新しいアルバムMiss Anthropoceneをダウンロードして聴いていていた。それ以来毎日聴いている。​

Grimesは、最初くらいのアルバム"Visions"(2012)から聴いていて、
世代も同じくらいだから、割と注目していた。実際に喋っているところを見たら、めちゃくちゃ早口。Super ~が口癖っぽい。

Visions(2012)
MontrealのDIY精神に溢れていて実験的。ライブ@渋谷CLUB QUATTRO(2013)にも行った。

Art Angels(2015) 
Gender, Feminism, Artといったテーマが強い 。彼女自身、不眠症?か何かで、夜は寝ずに制作していたと、どこかのラジオで語っていた。ライブ@マ赤坂BLITZ (2016)

当初から、アート、文学、へのオマージュや引用が多様されている。(She knows art, music, classic, literature.)

そして、今年2020年、Miss Anthropocene。アンスロポシーン?Anthropoceneという言葉は何だろう。パウル・クルッツェン(オランダ人大気化学学者)によって提案された新しい地質時代ー”人新世”のというらしい。人の活動が自然に多大な影響を及ぼしていることらしい。

Angelic voiceは健在で、
音楽の制作面、テクニカルなことはよく分からないから、感覚で聴く。
Visionsの頃から、パンク、ゴスをベースとして、エンジェル、エターナル、スペース、といったテーマが思い浮かぶ。あと、アニメをリファレンスしているところが気に入っている。
それが、だんだん、ロボット、アンドロイド、SFチック、ユートピア
たまにやりすぎってときもあるけど、基本的に好き。(真似しようとは、思わないけれど。)

今回のアルバムはとても今にとても合っていると思う。タイトルにあるように、テーマは気候変動と本人も公言している。
ただ、聴いているととてもダークで不安にさせるチューンが多い。1曲、1曲に神が宿っているよう。

Modern post technological god.
God of climate change.

自分たちを取り囲む様々な環境、
言葉で言い表そうとしようとしてみるが、

テクノロジー、AI、SNS,プライバシーの垂れ流し。

テクノロジーが飽和状態でたまに不安になる。今は、不安、鬱の時代だと思う。

最後に、Idoruのビデオを見た。

この曲はアルバムの最後に収録されていて、6分位あるのだけれど、。
アニメが引用されていて(ちゃんと許可を取ったのか、仕事柄気になるが、、) 少女革命ウテナ!
セーラームーン 宇宙バージョン。