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第14話「副業時代➀」
入社当初、実はBVEATSは副業だった。
BVEATSにも副業可の時代があったのだ。
日中は会社員を演じ、
早朝と夜はBVEATSの営業に明け暮れた。
朝は5:30に起きて、
6:00には人と会っていた。
BVEATSの仲間に営業を教わった。
彼らは朝6時でも、僕の為に時間を取ってくれた。
皆、僕より年下だった。
年下でも、僕よりビジネスでは先輩だ。
サラリーマンの世界は年齢が全てだったが、
ビジネスマンの世界に年齢は関係ない。
年下だろうが関係ない。
僕は謙虚に謙虚にアポを取って営業を教わった。
2019年の10月、
僕にとって一生戻りたくない初月が始まった。
朝は仲間とアポイント、
昼は会社員、
夜は19時、20時、21時と、3アポを組んだ。
ほぼ毎日、渋谷のエスタシオンカフェにいた。
22時以降も飲み会に顔を出した。
帰りはほぼタクシーだった。
時には、お昼休憩の時間に人と会った。
とにかく人と会い、
メンバーと時間を共有し、
ビジネスというものを身体に叩き込んだ。
そんな初月で、
BVEATSの収入が本業を超えた。
気づいたときには、会社員が副業になっていた。
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