うめぇ仕事
“梅仕事” という表現(言葉)を使ってきた日本人ってセンスあるな、とつくづく思う。だってほら、味噌を作るときに「大豆仕事」とか、甘酒作るときに「麹仕事」とかは言わないのに、“梅仕事” だけは腑に落ちるでしょ。
梅仕事というのは、梅干しや梅酒、梅シロップを作ること。
旬の梅が店頭に出る時期はとても短い。来週やろう、来週やろう、、なんて先延ばしにしていたらあっという間においしい生梅が手に入らなくなってしまうのよ〜(先延ばしにしてはいけないのは人生と一緒かもしれない。)
ということで後悔しない人生にするために、梅を漬けました。(大袈裟)
一つは、シンプルな梅酒。
初めてだから、まずは基本のものを作らないとね。
もう一つは、なつめ入り黒糖梅酒。
家に黒糖となつめがあったので入れてみました。なつめは3つしか無かったから後日追加するぞ。私は目を使う仕事をしているから、くこのみも入れようかな〜 一体どんな味になるのだろう。
そうだ!自由でいいのだ 。私による未来の私のための梅酒なのだから!!自由にさせてくれ!…とか言いつつ、黒糖、なつめ、くこのみ、と使用している材料を聞けば、薬膳の考えを大切にした健康的な人のように思われるだろう。そういうことにしておこう。
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誰かのために何かを作る。幸せなことだ。
でも、
自分のために作る。
それも案外いい。寂しくなんかない。なによりわくわくする。
スマホをかざせば、食事もお酒もなんでも手に入る時代。
時間をかけずにいつも同じ味・ものが手に入る。
梅仕事なんてやっている時間も気力もお金ももったいない、むだ。
そう思う人もいる、間違ってはいない。
でも私はそう思わない。正確に言えば、そう思いたくない人生を選んだ。
人は進化をし続ける。たくさん仕事をして、新しいものを生み出すことに執着することが、格好良い(スマート)な現代人だと言われピックアップされる。
私だってそういう人に魅力を感じる。
ただ、それは私にはできないことだと随分前から気付いていた。不器用だから。
ならば、私は私のペースで、捉え方で、接し方で生きていこう。私なり価値観を自分の手で育てていこう。
着飾ったり、取り繕ったり、そんなことしないで自由な気持ちでいられたら、きっと正しい私になれる。楽しい時間を過ごせる。
毎日、たっぷんたっぷんでなくても構わないから、満ちた気持ちで一日が終われるように心に水を与え続けたいと思う。