軽忽な呪いのこと

さいあくだ最近まいにち自殺する夢を見て目を覚ます 夢のわたしはかわいくてきれいな顔と声で、けどやっぱり強迫観念と希死念慮はかわらなくて それで何故かわたし含む親しい人間が世界の重要人物らしくて誰かが死ねばたくさんの人が助かって、これも何故だかわたしのことを大切にしてくれる人がたくさんいる それでもいつもわたしは自分の意思で高いビルから転落するみたいに飛び降りて、落ちる時はやっぱり怖いし落ちた時はやっぱり痛いんだけど、死んだわたしの身体はそこには残らなくて、小さい小さい塵みたいになって生き続けるしかなくて、けどつまり死体の処理も事件性のありそうな証拠も残らなくて他人にはなにも迷惑かけないし誰にも知られないみたいなそんな夢 落ちた時の怖い思いと痛い思いが頭から離れない、みんなに大切にされてる心地良さも離れないよ なんでいつも夢から覚めちゃうんだろうとおもうしそう思ってしまうのが悔しいし気持ち悪い 

最近いまが夢か現実かこれが実際に起こってることなのかわたしがいまほんとうにここにいるのか何もわからなくなることが多いんだけどこれはこの前も書いた気がする、離人感てやつだねえ、でも死ぬ夢を見た時だけは今が夢でここは非現実で自分が死んでも人生が終わらないことを漠然とわかってしまっててそれも悔しい、ぼんやりとでも死なないことをわかっておきながら怯えてしまう気持ちと 反対に死んでも死なない確証めいた認識がないと結局飛び降りることすらできない弱いところと そういうのが全部ひとかたまりになってわたしを嘲笑するみたいな、結局わたしはかわいくも綺麗でもないし愛されてもいないし現実じゃ死ぬことすら選べないんだよって突きつけられちゃうみたいな そんな時間が実感が不快で怖くて痛くて重くて苦しくて仕方ない 死にたくないな けどもう死にたいよ全部辞めたいの苦しいの仕事も友達も家族もそれが夢でも現実でも全部わたしを苦しめるのに、なんでどうしてなんにも知らないふりして笑えるんだろうわたしは


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