理想の恋愛を取り巻く4つの人間力と”性”の話。【クライアントさんFB記事】
こんにちは。
ライフコーチのひつじと申します。
今回はクライアントさんとバーでお話しした大人の恋愛のお話をいたします。恋バナです。恋バナ。とりわけ今回は”性”の要素も絡むような、あまり表で語らない内容。
ウィスキーのロックを煽りながらクライアントさんはお話しされます。
くう、、、、。アツいね。
この展開って私のクライアントさんあるあるだったりします。
この方は仕事の悩みが一旦解消されて、バリバリ成果を上げるようになったのですが、多くの方が仕事の次に「夫婦関係」だったりとか「恋愛」の分野に悩みのコマを進めるのですよ。
そうかそうか。あなたも恋愛に着地しましたか。
ぜひ、一緒に紐解いてまいりましょう。
で、今回の記事、、、大変長編になってしまいました。
前半ではクライアントさんに実際に私たFB記事を再編集して載せています。
そして、後半では記事のタイトルにも挙げている「恋愛における4つの能力と”性”」のお話をしています。
目次を置いておくのでお求めのパートまで飛ばしてお読みください。
特に後半では割と生々しい話になった気がしています。苦手な方向けに“性”にまつわるパートがわかるようにしてるので、お好きなとこだけ読んでね。
こんにちは。
ライフコーチのひつじです。
8月セッションのFB記事2本目。
昨日のバーで話した「恋愛と性」についてFBします。
ぜひ1本目と合わせて読んでほしいです。
なんでかって、、、、ちょっと矛盾するような内容をお伝えすることになりそうだからです。
ぶっちゃけていうと、あんなに字数を使ってかいた
1記事目よりもこっちの方が大事です。
語っていきましょう。
結論:脳内に3人の君が存在していそうです。
結論からお話しします。
〇〇さんの恋愛には今最低でも2つの側面が介在しています。
で、もしかしたら3人目がいるかも。
この3人がいるように思います。
で、問題2点かと。
①「恋愛をする上で男の〇〇さんをどうコントロールすればいいかわからない」
②「道徳家の〇〇さんとどう折り合いをつければいいかわからない」
なんてところに落ち着くのではないでしょうか?
ちょっと主訴から順番に紐解いていきましょう。
主訴1
「意中の女性がいるが性欲ファーストでみてしまう。」
この問題を切り出した、第一声にこんなお話をしてくれました。
性欲ファーストになってしまう、、、極端に偏った質問から始めてみましょう。
「性欲ファーストではダメなのだろうか?」
そりゃ女性からは良しとされないだろうし、世間一般的にいい印象はないだろうけど、性から始まる恋愛も存在している。ひつじが偏見だけでイメージするナンパとかは性を前面に出した文化だろうし。それが気質に合うならばそれも一つの恋愛の答えでいいと思う。
ただ、この質問については直ちに返答が返ってきました。
主訴2
「性欲がなくなったら、その人に対する興味が
まるっきりなくなってしまうと思う。」
これも極端な質問で返せそうです。
「その方への興味が消滅してはいけないのでしょうか?」
別にその方が性の対象でしかなくて、性欲を別の方法で解決できてしまったらその方にアプローチする必要性がなくなるのかもしれない。でもそれならば、その時また別の魅力的な女性を探せばいいかもしれないし、そもそも恋愛じゃなくてそのほかの仕事や趣味に情熱を注げるようになるかもしれない。
客観的に状況だけを切り取ると、君の生活や置かれている状況から”その人”の存在がいなくなることがそれほど危機的な要因には思えない。
現状だと主訴に筋が通りません(心に寄り添う対話のプロフェッショナルが理論だけで追い込みをかけるなんてなんとも優しくないこと笑。
しんどかったらそっとこのパートを飛ばしてまとめまで行ってくださいね)。
大体こういう時はいくつかの価値観が混在していて整理ができていないことが想像できます。
”一旦”ひつじ視点で整理して参りますね。
要するに
「本当にやりたい事はなんだ?」
と言っているのでは?
この問題は社会人がお金をもらうだけの仕事に満足できなくて
「本当にやりたい事はなんだ?」とか「自分らしさを活かした働き方はなんだろう?」なんて悩む構造と似ている気がしています。
主訴1に戻ります。
「意中の女性がいるが性欲ファーストでみてしまう。」とのお話でした。この主訴の問題点がまだ明確になっていませんが、一旦、ひつじの想像で補うと「道徳化の〇〇さん」がこれを問題視しているように感じます。
「女性をそんな性の対象としてみるなんて、、、。」とか
「そんな相手を消費するような関わり方は良くない、、、!!」みたいな。
〇〇さんが持つ「①投資家」「②男」「③道徳化」の顔のうち、②は満たせるけど③が満たせない。そんな構造なのかと。
では①はどうかというと、、、「わからない」が答えなのかと。
投資家の〇〇さんが重要視するのは「恋愛」という一連の行動や情動の中に、どうしたらより多くの”副利”を持ち込むことができるか?なんて価値観なのかと思うのだけど、、、、、そもそも恋愛における副利ってなんだろう?なんだと思います?
これについては後ほど語りますが、、、
きっと今の段階では投資家の〇〇さんは性欲ファーストの恋愛に対して「良いかどうかわからない」という判断を下しながらも、どちらかといえば「STOP」の判断を下していそうです。
実際行動はしていないし。
副利に目処が立っていない中で、具体的な行動は無しなのでしょう。
仕事での副利はなんだっけ?
「恋愛における副利はなんだ?」
これを解き明かすことが〇〇さんの恋愛を紐解く鍵になりそうです。ちょっとだけ恋愛から視点をずらして考えてみましょう。仕事ではどうでしたでしょうか?
人によるのだろうけども例えばこの答えは「なんのためにそんなに仕事頑張ってるの?」とか「誰のために仕事頑張ってるの?」なんて質問で掘り下げられる場合がありそうです。実際君はそんな質問をながられたようだけども、君に質問を投げた女の子は仕事で金銭を得る他に「なんのために頑張るか」の部分に副利を見つけたくてもがいているのでしょう。
結果君は「なんのために」ではなくて「継続すること」「積み上げること」で”何かしらの副利”が発生することを信じているようだから、どんな副利が発生するかどうかは継続してみてからのお楽しみ。なんて考え方に落ち着いているわけです。
むしろ継続してみないとわからないから、とりあえずスタートする時のハードルは低くしてとりあえず触れてみる。継続してみながら続けるか否かは判断する。
それが〇〇さんだったように思います。
とりあえず始める。
継続しながら副利があるか判断する。
恋愛をこんな具合に進めるとどうなるでしょう?
投資家目線の恋愛はどうなるのか??
投資家だけに目線を集中して恋愛を組み立ててみると以下のようになるのではないでしょうか。
・とりあえず関係を始めてみないとわからないから、手当たり次第交際を申し出てみる。「1年間関わってみて、その先にどうなるかはわからないけど一旦好奇心で付き合ってみてます。」一緒に行ったバーのマスターにはそんなふうに関係性を語るのかもしれません。
・複数の関係性を同時並行的に進める中で、きっとそれぞれに違った副利を見出すでしょう。で、「最近会わなくなりましたね、、、、施術してくださいよ。」なんて連絡が来るたびに苦しくなりながら、それでも限られている時間を限られた相手に集約していくようになる。交際する相手を限定するようになる。
・一定期間走り抜けてみて、見つけた副利をさらに最大化するべく関係性に磨きをかけていく。
こんな具合でしょうか?
一部今回のセッションで聞いた話を混ぜ込んでみたので、違和感のある表現もあったかもしれません。
しかし、どうだろうか。こんな想像をしていないかい?
投資家目線で突っ走ろうとして、遊び人のような振る舞いをしている自分を無意識に想像して「道徳化の〇〇さん」が急いでブレーキをかけているのではないだろうか。
「投資家」に賛同する「男」の〇〇さん
同時複数はいけない。
これは浮気になってしまう。
道徳家にそう説かれて、投資家は考えます。
同時並行的に関係を始めてみることが、副利を見つけ出す一番の方法だけどこれが封じられるならば、、、、、一旦交際を始める前に副利にになりそうなものに目処をつけておかねばいけない。
副利の目処を立ててこれを解消できそうな相手と交際を始めるのがよろしいのではないか?
そんな作戦が立ちそうです。
では、現時点で割り出せそうな副利は何か、、、、、。
ここで登場するのが「性欲」だったりしませんか?
他にも副利がありそうなもんだが、なんらかの原因で性欲が発散できていないものだから、恋愛においての福利に対する着想が制欲に着地しやすくなっていそうです。
知らんけど。この辺りは完全に想像だけど。
で、結果的に「性欲ファーストもダメだって!!!」なんて道徳家に止められて、複利の可能性が完全に断たれてしまった。これが現在地なのかなあ、、、、なんて感じます。
投資家は恋愛を推奨しているし、付き合いたい個人もある程度割り出している。
ただ、道徳化はその進め方に反対している。
男の〇〇さんが「性欲」という副利を提案するも、これも道徳家がブロックをかける。
恋愛したいけど、道徳家のハンコがもらえなくて困っている、、、。みたいなこんな状況にいるのではないですか?
「道徳家」にハンコがもらえそうな副利。
では恋愛の進め方について、道徳化ブロックを通過できそうな別プランを作ってみましょう。
【Plan.1】
今存在する「道徳家」を完全に無視する。
道徳家を無視するついでにタイトルも完全に無視したプラン。「道徳家にハンコをもらうには?」なんて話をしていますが、ひつじとしては道徳家に一旦黙ってもらうのもいけないことではないと思うのです。性欲に任せて、いろんな女の子に声をかけまくって恋愛をしてみるのがプラン1。序盤に投げた「性欲ファーストでもいいんじゃない?」がこのプランです。
羊が思いつくのだとナンパとかそういう手段で、女性との交流の手数を稼ぐのがこの手段。
私は「本当にやりたい事を見つける」をキャリアの面でサポートすることが多いけど、これを達成する道のりの根底にあるのは「多くの失敗データを蓄積すること」を重点です。
本当にこれがやりたい!と思って始めて挫折するものがあったとしたら、その後さらにやりたい事を探す上でとてもいいデータになります。
失敗のバリエーションを豊富に持っている人は強い。
女性関係についても同じことが言えるとお思っていて、豊富な失敗データをとりにいくのがこのプランです。
理屈で語るなら割と王道ルートです。
【Plan.2】
緩く同時並行的に関わってみる。
海外の恋愛には「デーティング期間」なるものが存在します。
仕事でいう「試験採用」みたいな感じでしょうか?
付き合っているけど、試験採用期間ね。みたいなイメージです。
この期間中はお互いの試験採用中のパートナーが複数存在してもいいし、性行為をしても道徳的に問題ないという認識のようです。
本格的に付き合う前にいろんな方と関わってみないと、誰を選べばいいかわからないという価値観は広く存在しているようで、これに倣うのが一つのプランになるかな、、、?なんて思っています。
流石にデーティング期間をまんま取り入れるのは危険かと思うので、複数の気になる女性と友人程度の関係を継続するみたいな形で関係構築をすればよろしいのではないでしょうか?
2人でごはんに行くくらいのイベントだったら全然アリだと思うし。
【Plan.3】
他人の恋愛から”性”以外に副利を見出す。
素敵な恋愛をされている方をベンチマークにするのも一つのアクションとしてよきかと思われます。
君が性欲をある程度コントロールできるようになったら恋愛に一旦興味がなくなるか、めちゃくちゃ純粋な恋愛をするかのどっちかでしょう。もし後者の道を進むようなら、素敵な恋愛をしている人を探して(既に周りにいそうだけど)、相談に乗ってもらうのが吉ではないでしょうか?
ひつじはこの辺りについてゲストハウスに随分助けてもらいました。
ぜひ行ってみて。亀時間。
【プラスα】
男の〇〇さんについて
記事の序盤に話を戻します。
君は主訴の中で「性欲がなくなったら、他者への恋愛的興味も失ってしまう。」とおっしゃっていましたが、やはりそれならそれでいいのでは?なんて思います。
どうなんだろう。まだ羊が見えていない複雑な感情があって汲み取れてないだけかもしれんが。
だけど、恋愛的興味の消失を問題として認識しているということは今現在の君の状態は「純粋な恋愛感情」と「性欲」が混ざってどうにも分離できない、、、、の方が想像しやすい。
性欲を処理することができれば、純粋な恋愛のみが残って割とすんなりことは進みそう。
だから性欲をある程度コントロールできたらいいかもね。
右手にお世話になってもいいかもだし。
それこそ本当に風俗に行ってもいいかもだし。
誰かともっと頻繁に下ネタトークをしてもいいかもだし。
(話したけど、友人にも下ネタ不足が原因で公務員を辞めた人がいたよ。)
将来付き合う相手とは下ネタを交えた会話をできることが重要なのかもしれないし。
意外と馬鹿にならないと思う。下ネタとか性欲との関わり方は。
また再考してみてください。
【まとめ】
本当にやりたい”恋愛”はなんだ?
本当にやりたいことはなんだ?なんて多くの方は仕事でつまづくことが多いのだけど、君は恋愛に現れるタイプなのかもしれない。
恋愛において本当に欲しい副利はなんだ?
複数の恋愛を同時に走らせてもいいかもしれない。
緩く関係を作ってもいいかもしれない。
他人から学ぶのもよし。
そのためには性と正面切って向き合う必要があるかもしれない。
男、投資家、道徳家、、、、
それぞれに寄り添いながら進めたら解決しそうですね。
またフィードバックください。
おしまい!
【一般公開用追加パート】
理想の恋愛を取り巻く4つの人間力と性の話
さて、クライアントさんにはこんなフィードバックをいたしました。
恋愛って難しいですよね。
とりわけ「誰かを好きになる」という現象が自分の意識に反して無意識に発生していて、意識で心の違和感を捉えられるようになる頃にはもう、完全に「好き」という感情が完成してしまっていたりするわけです。
とりわけ今回のクライアントさんは、行動を起こすときはあまり目的地を決めずにスタートすることが多いようですから(仕事もそれで成功しているし)、「意中の相手」というゴールが先に決まった恋愛の課題はなおさら難しい課題として捉えていそうです。
どうしたらいいんでしょうね。
どうしても恋愛になると「人による」「相手との相性による」に結論が行きつきがちな気がしますが、せっかく心についての知識を持っている私が記事を書いているので、「人による」以外の答えを一つ提示できればと思います。
【ひつじの考察】
”自分の属する社会を自分で作れる人”同士の恋愛が最強なのではないか?
人はなんのために異性とくっつくのでしょう。
ひつじは、自分の生きる社会を”ソフト面”と”ハード面”の両方で拡大したいからではないかと考えています。固い言い方だなあ、、、、。もう少し表現をほぐすと、、、
もっと人と”深く”わかり合いたい!
もっとたくさんの人と”広く”と知り合いたい!
この二つが目的なんじゃないかと。
「自宅と会社を往復する生活」の反対
よく「自宅と会社を往復するだけで、生活になんの彩もない、、、」なんてぼやくサラリーマンのSNSを目にします。きっと今の生活に満足いっていないのでしょう。
生活する収入はあっても、単調な生活ルーティンでは飽きてしまうのでしょうね。私も消防士をしていた社会人一年目はまさに「自宅と会社(というか消防署)」の往復が生活の全てでしたから、よくよく気持ちがわかります。
人が心豊かに生きていくためには”日常の変化”が必要です。
手っ取り早い日常の変化
【出会い、関係構築】
で、手っ取り早く日常に彩りを作る方法が「知らない人と新たに出会い、関係を作ること」です。
これは直接的にでも、擬似的にでもいいと思います。
旅に出て実際に人と出会い、仲良くなって連絡先を交換して帰ってくる。
帰った後の日常はちょっと違って見えるでしょう。
また、今まで知らなかった物語に触れてみて、主人公の視点からさまざまな人に出会い感情を揺り動かされる。これもいいかもしれません。
SNSへの投稿を通じて「いいね」をもらえる関係性を、フォローワー郡というタイ集団と構築する。これも感情が動いているならばありだと思います。
何かと新たに出会い、そして関係を構築する。
これが日常に彩りをもたらす手っ取り早い手段でしょう。
そして、その”手っ取り早い手段”の中に”恋愛”も一部含まれるんじゃないでしょうか。
異性と出会い、そして関係を構築する。
関係性がまだ新鮮なうちは、相手との相性に関わらず相手の存在自体に彩りを感じることができるでしょう。
これについては、また後ほど話題として取り上げます。
とにかくここで言いたかったのは
人が日常生活で欲する”変化”を生み出すには「人と出会い、関係を作る」という手段がありそうです。
これを私は「自分が属する社会の拡大能力」として捉えています。(さっき話した「もっとたくさんの人と”広く”関わりたい!」の部分です)
ちょっと難しい日常の変化
【関係を深める】
新しく出会い、関係を構築する。
これができれば、その出会いが新鮮なうちは日常が変化で彩られて楽しく暮らせそうです。
しかし、常に新規の出会いを追い求める生活も多少苦しいように感じます。
例えば、出会に特化して日常を彩るならば、、、
・ナンパを繰り返す(直接的な人との出会い)
・ネットフリックスで映画を次々に身漁る(擬似的な人との出会い)
・世界を旅して、出会った人たちと連絡先を交換しまくる(直接的な人との出会い)
こんな具合になるかと。
これらも魅力的だし、無しではないのだけど誰もが取れる手段じゃなさそうです。
実行したとしても、実際に心が揺れ続けるかといったらそうではなさそう。だって、日常の変化を欲していながらも結局やっているのは「新しく人と出会い続ける」という単純作業の繰り返しだからです。
だから作業を単調にしないためには、もう少し工夫が必要そうかと。
何かというと、出会いの拡大ではなく深める方向に舵を切ってみるのです。(もっと人と”深く”わかり合いたい!の部分)
関係を深めるための3つの要素
観察力×心の理解力×環境設定力(性の話)
相手と関係性を深めてどうしたいのかというと「誰かともっと深くわかり合いたい!」が答えに近いと思っています。
そのためには3つの能力が必要だと思っています。
①心の豊かさ、知識
②相手の心情の観察力
③環境設定能力
この能力の掛け算によって、人とわかり合い、共感し、心理的報酬を得ることができるのではないかと思うのですよ。ざっとそれぞれ解説しますね。
最後の③環境設定能力についてはガッツリ”性”の話を絡めるので、苦手な人は避けてください。
①心の豊かさについて
これはまんまですね。
誰かとわかり合いたいと思って、人と(もしくは作品と)関わっていても、相手を理解する心の豊かさをこちら側が持ち合わせていなければ、スタートラインに立てません。
相手が感じる悔しさだったりとか、楽しさだったりとか、悲しさだったりとか、、、、、
救急隊として出動指令を受けて、深夜3時に現場のホテルについて中に入ると男女が喧嘩をしていて、女性はナイフを持っていて男性が宥めていて、、、なんか揉めてたはずなのに、気づけば抱き合って仲直りしていて、、、こんな夜中に何を見せられてるんだろう、、、なんて気持ちとか。
相手が抱いた感情は必ずしも単純明快じゃなくて、それを完全に理解しないまでも想像できるような感情の豊かさ、、、受取手としての器の大きさが必要なのかなと思います。
例えばそれは、相手と似たような経験と感情を抱いたことがあるとか(物語の登場人物を通じた疑似的体験でも良いでしょう)。
心に対する豊富な知識があるとか。
こういったことで養われるのではないでしょうか。
②相手の心情の観察力(作品の理解力)
一緒にいる相手は必ずしも、自分の感情をストレートに表現しません。
そもそも自分の感情に気づいていなかったりとか。
表現するのが恥ずかしかったりとか。
本当は一緒にいたいのにモジモジするだけで言い出せなかったりとか。
そういう複雑な感情は、表情や声色、仕草などの違和感、矛盾として現れることが多いです(コーチングではこの違和感や矛盾を探しにいくアプローチをしています)。
これを読み解く力があると、相手や作品に触れることで得られる情緒的価値が大きくなるのではないでしょうか?
③環境設定能力(性の話)
これは直接的な人との関わりにのみ言える話ですね。
作品だとかの擬似的な情緒関係では関係のない話です。
何かというと関わる相手の感情を引き出す環境設定能力です。
私たちは他者との関係性を深め、相手の感情に触れることで日常を彩ろうとしているわけですが、そもそも相手が何の感情も抱いていないならば、この試みは失敗に終わります。
だから、私たちはあーでもないこーでもないと創意工夫を凝らして関わる相手の感情を引き出そうとするわけです。
例えば、、、、そうだなあ。
・サプライズをして、相手の「喜び」を引き出そうとしたり
・マウントをとって、相手の「悔しさ」を引き出そうとしたり
・ボケを投げて、相手の「何でやねん」を引き出そうとしたり(ちょっと違うかな?w)
相手が感情を引き起こすことができるだけの、刺激をこちらから提供することで相手の感情に触れようとするわけです。
ここでポイントになるのは、「③環境設定能力」は「①心の豊かさ」に依存するということです。
この観点を絡めて正の話に転じていきますね。
相手の感情に触れたくてこちらから環境を用意する場合は、ある程度どの環境に触れてどんな感情を抱くかの見立てを立てておくと思います。
「こんなサプライズをするとこう喜んでくれるかな」みたいな。
ということは、あなたが用意できる刺激や環境はあなたが解釈可能な感情に依存するわけです。だから、心の豊かさや相手についての解釈が乏しいならば、それなりの環境設定しかできないのですよね。
で、”性欲”というのは割と誰でも解釈がしやすい部類の感情なんじゃないでしょうか。
「①心の豊かさ」に依存することなく、性欲の存在については誰でも解釈可能かと思います。(どこをどうしたら気持ちいとかはまた別の話かもれません)。
相手に対してこんな刺激環境を用意したら、こんな感覚やこんな感情になるのではないか?
そういった見立てを立てて人は制欲と関わるのではないでしょうか。
日常の変化が欲しい。
人と出会いたい。
人ともっとわかり合いたい。
こういった私たちの特性が恋愛に発展し、”性”に発展することが多いのは”性欲”を感じることができる人の母数が多いからかもしれませんね。
人との関係を深めて、心理的に豊かに過ごすためには
①心の豊かさ、知識
②相手の心情の観察力
③環境設定能力
これらの能力が関係しているという話をしましたが、”性”という手段を比較的簡単に持ち出す方は、もしかしたら相手と感情を共にしてわかり合いたくても、
①心の器がまだ育っていない
②相手の心情を読み解くのも得意ではない
③だから性的な環境を用意することで、激しい表情や声色を引き出すことでやっと人と感情を通じてつながっている実感が持てる。
こんな、状況にあるのかもしれません。
、、、何だか書いていて悲しくなってきました。
性にまつわる事件とか、、、事件にまで発展しない男女のいざこざとか。
こういうのってもっとお互いに分かり合う力があれば解消できたのかな、、、、。なんて思います。
救急隊時代に目にしたホテルで揉めていた男女も、本当はわかり合いたいのに、そのプロセスが下手くそだっただけなのかもしれません。
【まとめ】
話を戻しまして、、、
強いパートナーシップの公式
話を振り返りましょう。
私たちが恋愛に向けている心情の一つは「日常の変化を通じて、もっと心理的に豊かに暮らしたい!」というものです。
これを噛み砕くと
もっと人と”深く”わかり合いたい!
もっとたくさんの人と”広く”と知り合いたい!
という心情にまとまりそうです。
この二つの心情をパートナーとタッグになって埋めていこうというのが恋愛なのかと考えています。
この働きは株式会社に似ています。
会社では”お金”という価値を扱って、新規営業で拘る社会の範疇を拡大したりとか、お客さんと関係性を深めてより長期的な資本回収基盤を作ったりするわけです。
会社として得た”お金”はそれぞれの社員に分配されて、それぞれが個人としてこのお金を運用して自分の暮らしを彩るわけです。
恋愛やパートナーシップにおいて扱う価値は「心理的豊かさ」に置き換わります。
これを新規営業をかけて(出会いを作って)、関係性を深めることでより長く社会と関わる基盤を構築し(関係を深める力)、回収してきた”心理的豊かさ”を社内で共有し(パートナー同士で話すなどして分かち合い)、それぞれが個人単位で心を潤すわけです。
で、会社では資本回収の体制を各ポジションに分かれて構築します。
拡大は営業部。
関係を深めるのは広報?とかなのかな?
恋愛やパートナーシップにおいては関係のある能力を4つ打ち出しましたが、この4つの能力の組み合わせによって自分にとって相性の良いパートナー像もイメージできそうです。
人と(作品なども含めて)出会う力はどれほどか。
人や作品から刺激を受ける心の豊かさはどれほどか。
会話によって感情を共有するときに、相手を観察する力はどれほどか。
ときに相手の感情を刺激したいときに環境を設定する力はどれほどか。
こんな観点で恋愛と向き合ってみてはいかがでしょうか。
恋愛って難しいよね。
で、何が一番難しいかって、、、、、
こんなに恋愛やパートナーシップの持論を偉そうに述べているけど、こんな理屈っぽい人間はモテないってこと。
悲しい!!
おしまい!!
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