見出し画像

オコナーが知っていた人間の真の魅力。

人の魅力ってなんだろうって考える。


コーチをするならば定期的に考えを煮詰めておきたいテーマだ。なぜなら人の魅力(本人が自覚していないものも含めて)を見つけて、そこにエネルギーを注ぎ、本人や他の人が魅力を感じれるようにするのが私の仕事だからだ。

この記事では基本は私のための備忘録として、思いついた価値観をまとめた少々概念的な内容の記事だが「自分の魅力ってなんだ?」「強みってなんだ?」って考えている方は参考にしてみても良いかもしれない。


あなたの魅力はその欲望である。


何かを論じる時、本来なら結論から話すのがセオリーだが、、、、、うーん言葉にしてうまくまとまらない。文章を書き終えたら結論がまとまるだろう。そしたらその結論をこの段落のタイトルにするから参考にしてほしい。

人の魅力について考えた時に私がイメージしたのはワイルドスピードだ。シリーズのファンではないが、救急隊の先輩に勧められて一作目だけみてみた。そのワンシーにこの命題のヒントがあった。

物語の中盤で、主人公のオコナーが一台の車を仲間達の拠点であるガレージに運び込んできた。その車は見るからに廃車寸前のオンボロで、とてもストリートレースに使える代物ではなかった。

「ここは廃車の処理場じゃねえんだぜ?」

一味のボスであるドムがそんなことを言っていた気がする。彼の目を持ってしても、この車にはなんのポテンシャルも感じられなかった。


しかし仲間たちの冷ややかなリアクションを受けてもオコナーは怯まない。


「みてくれよこれを!」

そう言ってボンネットを開けると、そこにはホンダ製のメチャクチャ良いエンジンが積まれていた(どのくらい良いのかはよくわからない😅)。

それを見るとドムを含めた一味の面々は先ほどと打って変わって、興味深そうにエンジンを見に集まってきて、、、、その後はそのエンジンを積んだ車で何かうまいことしたんだっけかな、、、?笑 


物語のその後の展開は忘れてしまったが、とにかく私が感じる人間の魅力ってこの話でいうエンジンのようなものだと思うのだ。


私たちは何種類かのエンジンを持っている。
それぞれのエンジンは稼働するのに必要な燃料や、出力の仕方が異なり個性を持っている。きっとそれぞれの欲望とかやりたい事がエンジンに当たるんだろうな。モテたいとか、認めてもらいたいとか、食欲とか、愛もそうかも。


実際には第三者がエンジンや欲望を直接見ることはできない。エンジンがどんな形をしていてどんな色でどんな大きさなのかは本人にしかわからない。


ワイルドスピードの一幕でも、オコナー以外の面々は件のすごいエンジンの存在に気づかなかった。外見にとらわれて中身を除こうとしなかったからだ。彼らだけでなく、今までその車に触れてきた人間全てがそうなのだろう。もしかしたが中身を除いてもそのエンジンの価値に気づかなかったのかも。


その価値を認めてもらえないなら、それは存在しないも同じだ。実力を発揮しないまま、長いこと放置されてきたのだろう。


目で見ることができる車のエンジンですらそんなことが起こるのだから、私たちの心の中にある見えないエンジンなんか、簡単に見向きもされなくなってしまう。


本人だけが感じることができたエンジンは、周囲の人に存在を否定され続けて、存在しないものになってしまう。


勿体無い! 勿体無いぞ!!!
そのエンジンにはとても魅力がある。


エンジンが稼働しなくなるまでにどんなことがあったのだろうか。燃料の不足(栄養とか愛とか)? そもそも今いる環境では早く走ることを求めれていない?


どれほど否定されてエンジンが止まっても、あなたはエンジンを変わらずに持ち続けている。あなたが魅力を最大限発揮するには止まったエンジンをもう一度動かす必要があるのではないだろうか!


エンジンの質が変わることはそう多くない。


私にできることは目の前にきてくれた方がどんなエンジンを持っているか見立てを立てて、燃料を注いでみることだ。きっと見立てがあっていれば回り出すだろう。私が直接回すことはできない。回すのはその人自身にしかできない。


私にできるのはその程度である。しかし、出会った人の中に動いていないエンジンを見つけることができたら、、、、それが回り始めた時の姿を想像できたら、、、、、きっとワクワクするだろうな。書いていてニヤニヤしてしまう。スタバの目立つ席に座っているが構うものか。今とても良い感じだ。


エンジンを探そう。本人がエンジンの存在に忘れていようとも、燃料を注いでみてそれが回り始めればその存在に気づいてもらえるだろう。


私が今するべきことは三つだ。


・出会った人の中にエンジンを見つける(感じ取れるようになる)こと。
・各種エンジンを回すための燃料を揃えておくこと。
・注いでみてニヤニヤすること。


きっとホンダのエンジンを見てニヤニヤしていたオコナーたちもこんな気持ちだったんだろうな。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?