Q.やりたい事を【見つける】【商いにする】難しいのはどっち?
こんにちは。
ライフコーチのひつじです。
朝8時半。
ちょっと贅沢をして指定席の特急に乗ってオフィスまで向かっています。
3月になったってのに、東京はまだまだ暖かくなる気配がなく、昨日なんか雪が降ったそうな。
車窓から見える家屋の屋根とか畑とは真っ白で、せっかくこの前買った春物のセーターはいつ頃袖を通せるのだろうなんてため息が出てしまいます。
さて、今日お話しするのは引き続きサウナセッションのお話です。
極寒の今日の天気とは打って変わって、先週末は灼熱の個室サウナでお客さんとコーチングをしてきました。先の投稿でも同じ話題に触れているけど、今回はその最後。
今日はセッション中にお客さんから質問された内容について答えていきます。
クライアントさん
「”好きな事を見つける”のと
”好きなことを形にする”のって
どっちの方が難しいですか?」
どっちの方が難しいか、、、、
あなたはどっちだと思います?
そもそもこの疑問を持つ人って
さて、人によってはこの質問の意図がピンとこないかもしれません。
なぜこの方はこの質問をされたのでしょうね。
おそらく「周囲の目線と戦うことを覚悟し始めている」からなのかなと感じます。
質問に答えていきながら、この質問の根幹にある壁を越えるためのお話をしますね。
結論からいきましょう。
”やりたい事を見つける”のと、”やりたい事を形にする”のと(好きな事を仕事にするとか、好きなアート作品を一つ仕上げるとか、、、やりたい事によってその形は様々だけど、、、、)”
難しいのは、比較的後者の”やりたい事を形にすること”です。
というか、やりたい事を見つけてからの道のりは、グラデーションで段々とキツくなっていきます。
一般的にいうやりたい事探しがどんな過程を踏んで進んでいくかを一旦整理してみましょう。
やりたい事探しのロードマップ
やりたい事を見つけたい!とおっしゃる多くの方(ひつじを含む)は今後こんなプロセスを踏んでいくことがほとんどです。
大きくこの4段階かと。
で、各段階の難易度をカレーの辛さで表してみると、、、、
①段階目は 甘口
②段階目は 辛口
③段階目は 激辛
④段階目は 中辛
こんな感じです。
もちろん私の肌感覚ではって話ですが。でも何人も見てきてるから概ね間違いはないかと。
で、何がこの難易度を決定付けているかって「他人の目線を無視できるかどうか。」なんですよね。
他人の目線を無視するか。
心の声を無視するか。
本当にやりたい事を見つける事ってそれ自体はそれほど難しくはありません。
お腹がすけばご飯を食べたいし
眠くなれば布団に入りたい。
私たちの生活はすでに「小さなやりたい事」で満たされている。
なのに本当にやりたい事を探すのは”自分はやりたい事だけど他人には理解されない事”に興味があるからなのではないでしょうか。
例えば私の場合はコーチング。
まだまだ日本で認知が広まりきっていない”コーチング”というジャンルに、わざわざ消防士という安泰な仕事を捨てて、しかも個人で活動をしていくと言い始める。
ちょっとネットで検索をかけてみると「詐欺」「怪しい」なんて検索ワードも同時に引っかかる。
私は本気でコーチングに取り組みたいとかつてから思っていたけど、すぐには踏み切れませんでした。だって、きっとすぐに周囲には理解してもらえないから。
ご飯を食べたい。とか
横になりたい。みたいな
単純な欲であれば、きっと他の人も理解してくれる。しかし私たちが探している”やりたい事”というのは大抵が一般ウケしないものです。
だから、一般ウケしない”それ”を本気で好きであると認めるわけにはいかないのです。
だって、それが好きと自覚してしまったら自分を理解してくれない奇異の目線を多少なりとも浴びることも受け入れなければいけないので。
やりたい事は見つかっていないのではなくて、”それ”が好きであると認められないのです。
各段階の”無視”難易度
”それ”が好きであると認めることができるか。
これが①から④までの各段階の難易度を決定づけます。
「①興味のあることに着手してみる」
この段階ならば、挑戦に際して多少ドキドキするかもしれないけど、それほど大きな覚悟は要りません。まだこの段階なら「試しにやってみただけ」なんて言い訳することもできなくもないし。
「②やりたい事を見つける」
この段階になると、覚悟が伴います。ぐっと難易度が上がりますね。
「③やりたい事を長期的活動軸にしていく。」
この段階では、実際に行動を始めるので周囲からの奇異の目が一眼強いタイミングです。この段階は本当に怖い。今まで味方だった人たちがどんどん離れていく。
「④活動を周囲に認めてもらう」
の段階までくると、やっと救われます。「自分のやってきたことは間違いじゃなかった、、、、!」なんて初めて実感できるのです。今まで味方だった人たちもだんだんと戻ってくるしね。
奇異の目線に晒されながらも、その目線を無視して自分の道を突っ走ることはできるだろうか。
この観点でそれぞれの段階の難易度を考えると、『甘口→辛口→激辛→中辛』くらいの難易度に落ち着くのですよ。
人の目を無視するには
さて、では周囲の目線を無視して進むにはどうしたらいいかというと、、、、誰か信用できる人を頼るしかないかと思っています。
1人でも強い心があればいいかもしれませんが、周囲に何を思われても動じないように心を鍛えていくと、”これがやりたい!”なんて情熱も感じることが難しくなっていきます。
ネガティブな感情だけが遮断されるんじゃなくて、ポジティブなものも入ってこなくなっちゃうんです。プラスにもマイナスにも心が動かない。いわゆる”心に殻をかぶる”ってやつです。
だから、”やりたい事”を見つけていきたいならば、傷つきやすいくらいがちょうどいい。
ポジティブもネガティブも一旦受け入れて、情熱が燃えるならそれでよし。
心をオープンにするダメージを負うことも増える。傷ついて立ち直れなくなったら誰か”に吐き出せるようにしましょう。
都度都度他人を頼って、感情を処理するようにすると「やりたい事の発見」を阻む心の殻も徐々に必要なくなってきますよ。
「人を信じて頼る。」
これがやりたい事を見つけ
育んでいく方法です。
終わり!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?