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【春木ゼミ】出生数、合計特殊出生率のグラフ推移を見て考えたこと。

こんにちは。
このブログでは「自分の人生を自分らしく生きるために」をテーマに教育、子育て、転職、投資などの話題や情報をお届けします。

いつも春木良且さんのVoicyを拝聴しています。教養になるお話が多く、ただの雑学的な知識だけでなく、その背景も解説して下さり知的好奇心が非常に刺激され憧れます。

他にこうしたチャンネルを探していますが、なかなか見つかりません。

そんな春木良且さんのVoicyで【春木ゼミ】として厚生労働省の「出生数、合計特殊出生率の推移」を見て考えたこと、疑問点をお聞かせくださいとのことだったので、厚生労働省の「出生数、合計特殊出生率の推移」から色々考えてみたいと思います。

問題のグラフが下図になります。

厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-01-07.html

まず、パッと見て違和感を持つのは「ひのえうま」です。

勉強不足で「ひのえうま」とは何かわからなかったので調べてみました。

「ひのえうま」は西暦年を60で割って46が余る年が丙午の年のことで、江戸時代に恋におちた男性に会いたいがために放火したことで、「ひのえうま産まれの女の人は、気性が強く、夫を殺すことがある」との伝説が生まれ、ひのえうまの年は出生率が少なくなるそうです。


こうした伝説がもとで出生数が激減するとは驚きです。

次は2026年らしいですが、知っている人も少なそうだし、さすがにもう影響されることはないと思います。


また、もうひとつ気づくのが2005年までは出生数と合計特殊出生率が連動していそうですが、2005年から連動しなくなっています。

そもそも、「合計特殊出生率」とは何でしょうか。

合計特殊出生率は「15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」で、次の2つの種類があり、一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当する。

厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/sankou01.html


出生率が微増していて、出生数が減少しているのはなぜでしょう。

率が上がるのに数が減るということは、母体数の減少が考えられます。

出産可能年齢にある女性の人数自体が減っているのです。


少子化対策が遅きに失した感があります。

出生率の低下をもっと早くに向上出来ていれば、より出生数の向上の効果が見込めたと考えます。

2040年の仮定の出生数は2019年時の傾きのまま、2年後とした場合の数であり、信頼性は疑問です。

同様に2040年の仮定の出生率は2019年時を無視した傾きのまま、2年後とした場合の数であり、信頼性は疑問です。

どちらも希望的観測ではないかと疑いたくなります。

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