新婚生活2週間を終えて
…という日記を1ヶ月放置していた。が、投稿する。
自分で忘れないために綴っておく。こういうのは、日が経つごとに忘れて行ってしまう、それでも構わない経験、ではないと思ったので。
人生初の引っ越し
これは大きな経験だったな。遅すぎる「初めて」。
自分の住処に持っていきたいもの、手元になくても構わないものがよくわかった気がする。
そしてできあがった私たちの「おうち」は、とても快適だ。
それから、実家にいつでも帰れるという安心感もまだ変わらずあるけれど、苗字が変わって、家を出たということへの寂しさはまだ同居中だ。一人娘を送り出す母の気持ちを想像して、つらくて仕方ない気持ちになることもある。でもこういうのって世の常というか、家族って親子ってこういうものなのだろうし、そうやって頭で理解していることに心を慣らしていくほかはない。
暮らしのこと
作り置き、買ってきたものの下処理…料理が楽しくてなんだか何かとしてしまう。いましなくてもまあなんとかなるのに、してしまう。
好きな人に食べてもらうと思うとなんだか張り切ってしまうのだろうな。
一緒にいただきますをするのは楽しい。私は実家に住んでいたけど、朝もひとり、夜もひとりなんてことがほとんどだったから。食事に対しておいしいって言ってくれる人がいることは、幸福に感じる。
それから、会社で仕事をする日は、早く帰りたくてたまらなくなった。待っている人がいるというのは、大きな原動力になる。物理的に、都会を、あの大きな交差点を、そしてこの静かな最寄り駅の住宅街をあのスピードで闊歩する人間はなかなかいない。それは離れて住んでいたころの、彼の住む最寄りについてからの私と変わらない。
仕事のこと
新婚で仕事おろそかになるのは格好悪いと思ってしまって、それはなんだか肩の荷が重い。仕事がうまくいってないとなんか気分も晴れないし、モーレツに仕事頑張らなくちゃなあ。と思わされる。
二人の幸福ってなんだろうなあという疑問、きっと今の形じゃないのかも、でも現状を変えるには、という踏み出す前の不安、それは変わらずある。
私の人生と彼の人生と、私の家族と、彼の家族と、私と彼の間にできるかもしれない命のことと…今の私には、色々な人の人生を鑑みて決断する自信がない。
でも、こんなの見つけた。
「逃げちゃだめ、絶対にやらなくちゃいけないことだし、
がんばって進みだすとどうにかなることを知っている
スタートダッシュは早いに越したことない。
がんばろう。」 これ、私の先週の日記の中の、仕事に関する部分なのだけれど、これ、今の私の葛藤にもそのまま言えることなのだろうな。
ふたりのこと
結婚して、というより、一緒に住むようになって、
守り守られる相手ができたことを感じて、身が引き締まったり安心できる感覚を味わう機会がちらほらとあった。
わたしたちはけっこういいペアで、似ているけど、能力と向き不向きが結構違ったりするから、同じ方向を向いてちがう頑張り方ができるなと思ったりもする。
夫婦ってこういうものなのかなあ。まだわからないけれど。
そしてやっぱり彼はすごい。いつもいつも、彼が優しいのは知っていてわかっているつもり、でもそれを超えてくる。
私の人生の、間違いなく一番の宝もののようなこの人を、ずっと大事にする。
神様どうか、彼がずっとすこやかで、天災や事故に遭うことなく、ずっと元気でいられますように。どこにいて何をしてたって良いから、いつだって無事でありますように。
今日、ワクチンを終えて発熱した私に作ってくれたおうどんを見つめながらそう思った。
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