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幸せの景色は愛の賜物  ~幸せのお裾分け受け取ってくれる人ぜひ読んで~


とっても素敵なことがあったから聞いて欲しい.

子ども相手のアルバイトをしている.
子どもたちと直接関わることはあまりなくて,間接的に接するだけだから,こちらから話しかけることはあまりない.
だけど時々子どもたちの方から話しかけてくることがある.

わたしが勤務を終える時間になって帰ろうとした時のこと,
ある女の子がこう言った.

「バイバイ,気をつけてね!!」

うん,じゃあね,と返したら,また言われた.

「気をつけてね!!」

小学2年生か,3年生くらいの女の子.

大人が子どもに,気をつけてね,というのはわかる.

だけど,大人が子どもに,気をつけてねと言われる機会ってあるだろうか.

年齢が一回り以上離れた大人に対して,気をつけてね,の一言が自然に言える子どもってどのくらいいるんだろうか.

ふと,そんなことを考えた.



一つだけわかるのは,おそらく,気をつけてねと言いなさい,と大人から言われて身につけた物ではないんだろうなということ.
この年齢でこの一言を言える,それもごく自然に,自発的に.
きっとこの子にとってはすごく当たり前の言葉なんだろう.


家族同士気をつけてねと言っている姿.習い事の先生が気をつけてねと声をかけている姿.
そんな光景が当たり前の中で生まれ育って,この子のこの一言が生まれたんだろうな,ということをふと思った.
ご両親や周りの大人にすごく愛されて育ったんだろうな.
この一言の後ろには、どれほどの数の幸せな一コマが詰まっているのだろう.
こんなことを考えてるうちに,なんだか心がじんわり温かくなって泣きそうになってきた.
22時,電車で目頭熱くしてる23歳,怪しすぎるって(笑

あーーーー愛って素敵.
まだ10歳にも満たない子どもがこんなにも素敵なひと言を,相手を思いやるひと言を,自然と発するように育て上げたご両親,立派すぎる.


こんな小さな子に感動させられるなんて思ってなかったけど,わたしもこの子みたいに温かくいたいな.
人間,自分や他人の能力ばかりに目が行きがちだけど,ほんとに大事なのってそんなことなんかじゃなくて,もっとハートフルな部分だよなぁって.
年齢を重ねれば重ねるほど日々に忙殺されて,変化が多すぎる毎日の中では,自分にとって大事なことほど,変化がないから霞んでしまいがちだけど,ふとそれを取り戻せたような感覚になった.

もうなんか,無邪気な子ども達への愛おしさと感謝と,こういうふうに,子ども達の,大人が見失いがちなことに何気ないきっかけで気づかせてくれるところってすごく尊いよなぁという気持ちで,まさに言葉の通りに胸がいっぱいになった.

改めて少なくともこのバイトを続ける限り,可愛い子どもたちにまっすぐ向き合っていきたいと思ったと同時に,心がほっこりしたそんな一日でした.
この子みたいに愛を振りまける人になりたいなぁと思いました,ちーちゃんありがとう.

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