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フとフに踊らされている

時刻は夜の10時になりました。
こんばんは、しほです。

始まりは、1つのグラスでした。

初めての一人暮らし。
引越し祝いに1つのグラスが届きました。
丸みを帯びたフォルムに、無色のクリアガラス。
ぽこぽことした表面には
いちご、ぶどう、りんごなど、たくさんのフルーツたち。
手吹ガラスの少し歪な感じもある。

すべてが可愛くて、一目で恋に落ちました。
それが、フルッタと、ひいてはscopeとの出会い。
2017年の春のこと。

iittalaのことは以前から知っていたけれど、
”おしゃれだね””可愛いね”と思うだけで、実際に買ったことはなかった。
強いて言えば、頂き物のサラダボウルがあるくらい。

それまでのiittalaのイメージは、もっとシンプルでシュッとした感じ。
…だったのに、こんな可愛いものも出してるの?!と大興奮。
聞くとiittalaの製品ではあるけれど、公式ショップでは取り扱っていないとのこと。

偽物でもないのに、公式で販売してないなんてことあるの??

当時の私は疑問だらけでした。
そこで知った、scopeというお店のこと。
実店舗は持たず、基本はネット販売のみ。
北欧の製品も数多く取り扱っているけれど、国内外問わず、暮らしを心地よくすごくためのアイテムを販売しているお店です。

そんなお店が独自に販売しているグラス。
そもそも、このフルッタさん。
どんなものかというと…

1968年の1年やそこらの短期間、企業の特別注文で生産されたオイバトイッカのフルッタは、他と比べて極端に少なく、ビンテージはなかなか見つかりません。
※オイバトイッカはフィンランドのデザイナー

scope公式サイト フルッタの紹介ページより

なんと、製造期間は約1年。
それを日本の企業がiittalaの工場に直接掛け合って、復刻を遂げたと。
聞けば、フローラというお花のシリーズもscopeさんが復刻させたそう。
なんという情熱でしょう。
その努力と情熱、それからファンの盛り上がりによって、数年後には公式でも復刻が始まりました。

そんなフルッタとの出会いによって、転がり落ちるように北欧デザインにのめり込んでいったのです。
今では私の生活に欠かせないものになりました。
食器をはじめ、たくさんのインテリア雑貨に囲まれています。

scopeのこと、その他の食器や雑貨については、またそのうちお話しますね。
バードの沼は深いです。

トップの写真はフローラとカステヘルミ。
フルッタの写真じゃないんかーいって話ですよね。
写真が見当たらないので後日改めて…。

今夜もお付き合いいただき、ありがとうございました。
また明日の夜にお会いしましょう。おやすみなさい。

我が家のガラスゾーン。まだほんの一部。


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