有名な3社のオーディオインターフェース独善的リコメンド①
誰かの参考になればいいなと思い有名な3社のオーディオインターフェースを使った感想を書き記しておきたいと思います。
普段インスタのストーリーに精神性の高いポエムを投稿しておりますが
長くなりそうなので太古の昔に失われたかに思えたnoteという記録技術を持ってしてお楽しみくださいませ。
Rapなど宅録でやっていると必ず必要になってくる
オーディオインターフェースという謎の機械
最初は1万5千円くらいのものに手を出す人が多いと思います。
しかし宅録アーティスト(主にボーカル録り)がある程度のレベルまで来た時に必ず欲しくなってしまう2社のオーディオインターフェース
RME / Babyface Pro FS
Universal Audio / Apollo Twin
この2機種に加え、機能の近い同価格帯の商品
Antelope / Discrete 4
どれも宅録でヴォーカル録りするには十分な性能を持っているもので
RMEにしようか、それともApolloにしてUADプラグインを使おうかなんて
悩んでる人達多いと思います。
これは一種の宗教みたいなもので
どちらに入信するねんって話なんですけどそこにやって来た黒船
スパロボで言うところの黄色い軍勢みたいなAntelopeも気になってる人
結構いると思うので様々な事情があって宗旨替えをしまくった僕が
主観全開で独善的にレビューしていきます。
なぜ主観全開なのかというと音の良し悪しなんて使う人によって
異なる上、それぞれの機械が持つ機能も全然違うので
一概に何が良いか決められないとかネットを探してもそんな記事が多い。
でもみんなが知りたいのは高機能で音が良いインターフェースのはずだ!
だから僕が僕の使い方で結論付ける。という訳です。
オーディオインターフェースってのは何かというと
PCを使って音楽制作をする場合に、
PCの音の入り口と出口になる機械のことです。
オーディオインターフェースが無くとも
PCに音を直接入れたりPCにスピーカーを繋げて音を出すことは可能ですがデジタルの音(PCの中の音)をアナログの音(スピーカーから出る音)へと
変換する処理はPCの専門分野ではないので劣化したりします。
逆もまた然りです。
なのでそれを担ってくれるのがオーディオインターフェースという訳です。
こいつを経由すれば安いものでもそれなりの音質で録音や音楽鑑賞が可能になったりする言わば音質向上アイテム。
歌ってみたなどでもお馴染みの入門機UR22MKIIからステップアップするべく僕がまず手に入れたのはUniversal Audio社のApollo Twin Duoでした。
※写真はApollo Twin MKII Duo
詳しくは覚えていないですが数年前に購入。
初めてではないですが10万円クラスの機材にテンションがあがりました。
Apollo Twinシリーズは今第3世代まで出ていますが、
この時購入したのは無印の初代。
理由は自分の制作マシンが2013年型のレガシーiMacの為
Thunderbolt 2ポートしか付いておらず
Thunderbolt 2規格の初代を泣く々々選んだ次第です。
ちなみに初代以降は内蔵プリアンプが上質となり
第3世代に至っては上位機種のApollo xシリーズと
同じモノを積んでるとか積んでないとかで要するにこれ買っとけば
数十万する機材と同等の音質を得られるという訳なのですが
あいにく初代Apollo TwinはAD/DAが未熟であり
多機能ながら音質に難ありというレッテルを貼られています。
Apolloを選ぶ理由としてはUNISON機能での掛け録りと
なんといってもUADプラグイン!
(迷ってる人に向けた記事なので説明は省きます。)
UADプラグインは超高品質なので単体マイクプリやコンプレッサーなどの
アウトボードを買うお金やスペースがない人や
自分でMIX / MASTERINGもするというエンジニア気質の方にはピッタリのシロモノです。
僕は自分でMIXしたかったので迷わずApolloに決めました。
まずスピーカーを繋げて音を出してみてビックリしました。
「あれ?なんか音、変じゃね??」
僕にはなんか出音が変に感じました…
いつも聴いてる音楽がいつもと違うような違和感。
繋ぎ方間違ってるのかな〜と思いながら配線を確認しつつ、しばらく音楽を流しててあることに気付きました。
これ安いインターフェースから一気に二桁万のシロモノになって音の解像度や立体感が感じられるようになったんやー!
ぶっちゃけ当時はUADプラグイン目当てだったし
インターフェースで音質変わるみたいなことわかっていない初心者だったのでこの変化には驚きました。
結論:音質良くないと言っても入門機とは比べ物にならなかった
Apollo TwinにはDSPというものが積まれています
これがあることによってUADプラグインという特殊な技法を使用することが出来ます。これは他のインターフェースには出来ないことです。
別にApolloが無くても使う方法はありますが宅録Rapperにとっては
基本はApolloを持っていることが条件になると思います。
UADプラグインのクオリティはめちゃくちゃ高い
勿論実機と比べた訳ではないけど兎に角めっちゃいいので使う価値はある
結論:エンジニアリングしたいならめっちゃオススメ
そしてこのUADプラグイン!お値段なんと!マジで高ぇ…
結論:Apollo買ってもUADプラグイン買わないと意味ないからめちゃ金掛かる(もちろん実機買うよりは100倍安く済むけど)
巷ではRMEがドライバーの安定性最強という話で持ちきりですがMacの場合はUAも超安定します。
個人的にはオーディオインターフェース本体でのボリュームコントロールや
ファンタムON、ミュートなどの操作が一番やりやすかったです。
これは地味に大事なことです。
またデジタルミキサーの見易さや使い勝手が一番良いと感じました。
ダメなところとして
価格的にもDSP2基搭載しているDuoシリーズを狙ってる方が多いと思います
が
結論:DSP2基でUADプラグインをふんだんに使ったMIXは無理!!
無理です。DSPの許容量を超えるともうパワーが足りないよ〜って
表示されてプラグインは差せますが反映されなくなります。
そういう時は一旦使わないDSPを解放してから
プラグインを挿したいトラックに挿し、WETの状態で違うチャンネルにバウンスするなりして無理やり使ってました。
Duoだとそれなりにしか使えないのですが
更に上位のDSP4基積んでる機種になると値段跳ね上がるので結局俺たちは
これで戦うしかないのです。
最後に別の機種に買い換えようと思ったきっかけなのですが
ヘッドホンアウトが2つ付いてるとよかったなと思います。
何故かというと自分以外の誰かのレコーディングをする時に
モニタリングが出来ないからです。
使い始めて2年ほど経ち、この頃には友人のレコーディングを手伝うことが
増えた為、別途ヘッドホンアンプの購入を検討しておりましたが
同時にApollo Twin初代のAD/DAに疑問を感じ始めていたので
インターフェース自体の買い替えに至ります。
とても長くなったので他機種はまた明日書きます。
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