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寛容になるためのシステム

夜中に長男(4番目、年少)がおもらしをした。
自分で出ちゃったことは認識しているようで、一度起き上がり、目を閉じたまま、またバタンと寝付く。

4時。寝ている息子のパジャマを乱暴にひっぺがし、シーツを剥ぎ取り風呂場へ投げ入れる。
息子は無防備に寝たままである。お湯で温めたタオルで暫定的にお尻を拭いてパジャマを着せる。

お風呂場に投げたシーツと息子のパジャマを下洗いして洗濯機を回し、乾燥コースのボタンを押す。

4時15分。さて寝るかとベッドに向かう。この作業を終始無言でやる。4人育てるうち何回目かな。

一人目のときは夜中に夫を起したり、子どもを起こして叱りつけたり、余裕のなさを子どもに八つ当たりしていた。子どもにしてみたら、おもらしをしたくてしたわけじゃないのにね。

慣れっていうのは大切なシステムだ。

慣れることで余裕が生まれ、寛容になる。

寛容になれないときは、自分に余裕がない時だ。

子育てをしていて自分を責めたり、寛容になれないことを辛いと思っちゃだめ。慣れるから。
確実に2回目は作業が慣れてくるから。感情に支配されないで作業をこなすことができるから。

かつて、完璧な育児を目指していた私は、完璧な育児=育てやすい子を作ることだと思っていた。

今、10年前の私自身が泣きながら夜中にシーツを洗っていたら言ってあげよう。

「それね、10年後15分で終わるよ。ドンマイ!」


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