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レジリエンス教育最強説
よく話題になる「東大生が子どものときしていたお稽古事」なる記事。上位に来るのはピアノ、スイミング、そろばん、英語、そんなところか。そして、現在の子どものお稽古事でもそれらのお稽古は人気のお稽古である。我が家の子どもたちも多分に漏れず、全部やっている。もしくはやっていた。
引っ越しをしているので通えなくなりなくなくやめてしまったお稽古もあるが、4人きょうだいにそれぞれのだれにも負けない強みを持たせるお稽古をさせる。やりたいと言ったお稽古は必ずさせている。その中でモノにするかどうかは自分次第だ。
長女は多くのお稽古をした中ではまったのはピアノ、そろばん。どうも、左脳を使うのが好きなのかもしれない。ピアノのお師匠も「読譜を耳コピして暗記してから、音符を計算していますね」ちょ、何言ってるかわからないけど、どうやら左脳をビシビシ使ってるんだそうだ。
次女のお稽古はバイオリン、野球。そろばんは姉と同じ教室に入れたが数カ月でクビだ。教室に入るなり寝ていたのだ。興味が全くわかなかったらしい。次女のバイオリンの練習の仕方は課題をYouTubeで観る。音とリズム、指使いをさらってから練習する。感覚的な楽器であるが、さらに感覚的にバイオリンを弾く。野球のフォームもそうだ。体に覚えこませるために何度もトライする。右脳を使うと練習しやすいイメージ先行型だ。
三女はピアノを習い始めたがまだ未知数。長男は生きて帰ることが最優先なので、お稽古はまだである。
お稽古をやめたくなる瞬間はどうしますか?
と聞かれたら、それは親の選択ミスか、本人が向き合えていないかだと思う。人間楽しい事柄には前向きに、自発的に動く。自発的に動ける子は上達する工夫をする。上記にあげた、右脳的な練習をするのか、左脳的な練習をするか自ら無意識に選択しているのである。
しかし、自発的に工夫するようになるには、時間がかかる。見ている親は費用対効果を求めるあまりイライラするのである。そこで、親の修行である。まずは1年。嫌で泣きながら練習するならやめたほうがいい。さらに1年。波はあれど、楽しい瞬間があれば大丈夫。そして3年。ここまで来ると、お稽古にかかわる時間と、先生との信頼関係でもう辞めるなんていえない状況になる。そう3年。時間とお金がかかるが我慢の3年だ。
3年間で得たものは、技術的なものだけではない、一つ大きな武器を子どもは手に入れる。それはレジリエンスである。「困難や脅威に負けない力」「自分で回復できる力「適応してうまくやる力」である。レジリエンスはどんなお稽古でも鍛えられる。ただし最低3年はかかる。
中学受験の適正学年は新小4年生だといわれている。つまり、小1からガンガンにレジリエンスを高めた猛者たちが入塾テストを突破してやってくる。小4の学力はほぼ6年まで変わらない。レジリエンス爆上げ軍団は、勉強を楽しむ。楽しく勉強する以上の強みがあるだろうか。
子どものお稽古は親の修行の場である。
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