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勉強が好きですけど、なにか?

長女は、毎年理科の自由研究で学校代表になる。学力テストも学年1位である。(担任がこっそり教えてくれた)3年生の次女も夏休みの宿題のコンクールは学校代表になるし、外部模試があれば二桁前半の順位になる。まあ勉強ができるほうである。なんか嫌味だな。嫌味なんだってさ。

一般的に運動会でリレーの選手になると、全校生徒の前で表彰されるし、保護者の中でも話題になる。総体なんかに出るとなると学校をあげて壮行会が開かれ盛大にお祝いされる。

ところがだ、勉強で学年1位を取っても、こっそりとひっそりと耳打ちされる。理科の論文が本選に選出されても、秘密裏に「よかったね」シッー!だ。

田舎の公立小は、勉強ができることをすごくすごく内緒にする。

親も必要以上に内緒にする。謙遜から「でも運動音痴ですよ」とか子どもの前で聞かれてもいないのに子どもを蔑んだりする。ひどい話である。

私は塾をやっているので、学習環境は整っている。それでも、1日数時間勉強しているというと「かわいそう」なんだそうだ。勉強を強要しているわけではないので「かわいそう」と言われるとびっくりする。

我が家の子どもたちは勉強ができる環境に感謝しなさいと言われているので、知的好奇心が旺盛だ。自由研究は夏だけじゃない。年中研究している。気になったら徹底的に付き合う。必要であれば本も実験道具もいくらでも買う。もはや、やらされる宿題ではないのである。

私は、人前で堂々と子どもを褒める。恥ずかしくないし、子どもたちも勉強で1番の自信を持ってほしい。そのうえで、高い山に立った時にまだまだ越えられない山がある事実も知ってほしい。

学びに貪欲に生きるのはカッコ悪くないよ。


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