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【一首評】テロメアの長さがすなわち寿命らしお好み焼きにかつおぶし踊る/九螺ささら

テロメアの長さがすなわち寿命らしお好み焼きにかつおぶし踊る 「シナモンロールという思想」 九螺ささら『ゆめのほとり鳥』  まず上の句について述べる。「テロメア」というのは生物の細胞に存在する染色体の末端に存在する特定の塩基配列を指し、細胞分裂の度に短くなっていくことから細胞分裂ができる回数、すなわち細胞の寿命に関係すると言われている部分である。上の句は上記のことを説明しているのだろう。  下の句は実景として捉えることができる。鉄板で焼かれたお好み焼きの上にかつおぶしを振りか

    • 青山

      幸せの残り香がする部屋 煙草吸うなら外って言っていたのに すべてに意味があるわけないしクレヨンで白く塗り潰された太陽 謝り方を知らないオウムゴメンナサイ!ゴメンナサイ!と高らかに言う この人は私が死ねば泣くだろう「自転車乗れない奴」に甘んじ お弁当おいしい あ、これ昨日捨てられたハンバーグだ おいしい 雪見だいふく好きになれなくてごめん手をあげる人の家に帰るの ありったけの荷物を持って散歩した(結果的にそうなった)  ただいま 末代の予定ですから明日の保健体育は

    【一首評】テロメアの長さがすなわち寿命らしお好み焼きにかつおぶし踊る/九螺ささら