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❰メトロノームの合奏練習における功罪❱


「テンポの認識の違いは個人差があり、これは体内時計が関係するのかも、メンバー全員で目をつぶり、合図ととも決められた時間後に挙手をするとたぶん、バラバラに手が上がくる。また指揮者も同様で、正確なテンポを本当に持続出来るかどうか疑問」と誰か言っている
 だからといって全体合奏時に大きいメトロノームやハーモニーディレクターのスピーカーによるメトロノーム機能を使い練習するのを否定するわけではないが、頼り過ぎてもいけないのでは…

 結局、基準となるメトロノームに合わせるだけの方に集中力が向かい、他の演奏者が出す音を聞き、それに合わせるというアンサンブルとしての全体のテンポ感の練習はおなざりのような気がする。
いわゆる縦の線は揃っても、なにか機械に追いまくられているだけの練習に終始しているような気がして仕方ない。(だから、指導者によっては合奏時に全く使わない方も多く見られる)
 指導で前に立つ方や指揮者も猛特訓してテンポキープするすべを、曲によっては訓練すべき(日頃から時計の秒針のカウントのもと、カウント1秒なら60、2秒を三分割するなら90、3秒を五分割すると100、1秒の半分の0.5秒なら120、2秒を三分割しその半分にするなら180などと練習する)と私は思うのだが…

 前に立つ指導者、指揮者の棒の指示のもと演奏するわけだから(カウントがメトロノームの音なら自分の音で聞こえなくなるはずだし、大判のメトロノームの針では両サイドの最下点と音が出るタイミングが違い、見る人によっては違いが生ずる)目線は楽譜と指揮棒もしくは手先にあるので、前に立つ指導者、指揮者が演奏に引っ張られることなく、テンポが出せれば良いと思うのだが、如何なものだろうか?

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