最初に何を書くかが一番迷う

Shave and Grindというブログを普段書いている。クラシックシェービングというニッチなテーマで書き始めてもう5年を過ぎたが、もう書くことも出尽くした感がハンパない。そらそうだ。髭剃りの話なんか、本来であれば3日程度で終わってしまう話題であり、断続的とはいえ5年以上続いているなんて大したものだよ。えらいえらい。
とはいえ、サーバー代もかかっているので、継続的に書き物をしてアクセス数を稼ぎサーバー代を賄わなければならん。サーバー代なんぞ安いものだが、残念ながら俺の給料はもっと安い。筆を進めなければGoogleあたりが「ここはインターネットの荒地、廃墟もしくは残骸ですね」と判断し検索結果の下位どころか最下層までランクを下げられることになる。結果として、ブログに訪れる人はいなくなり、アフィリエイト収入がなくなり、日々のサーバー代だけが垂れ流しとなり、いずれ餓死や一家心中といったことの類をすることとなる。
妻子を養う身であるため、何かを書かなければと書いてみるが、金のために書く技術などないものだから、出てくるものは何ら金にならなそうな文章ばかりである。たまに金になりそうなことを書いてみるが、頭を捻って出てくるものの大半は全くもって金にならんものばかりだ。おかしい。世の中は狂っておるに違いない。
そのようなことを考えながら俳句や短歌を詠んだりして忙しく過ごしていた。ある日、いつものようにアリの巣に小石を詰めていたら、ふと「そういえば儲かるブログの書き方なんぞ、全然知らん」という事実に気づいた。ほんなら、他のブログはどのような体裁で書いているのかしらん。と思い、早速そこらへんに落ちているブログを読んでみると、生成AIが書いたかのような文章がたくさんあった。マニュアル化してるのか、うん、なるほど。
このテーマでこんな体裁で書きましょう、とマニュアルのようなものに沿って記事を大量生産しているのである。そこで閃きました。光明。真理の声。「マニュアルに沿って書くのは無理だからやめな」という天啓を受けたのです。
天啓とかその前に、本業でやっているようなことと同じことをなんで余暇にやらないといけないの?
普段、アリの巣に小石を詰める仕事をしているが、それだけやっていればいいというものではない。親方もしくはボス、いわゆるステークホルダーとか利害関係者と呼ばれる人々に何個の小石をどのアリの巣に詰め、その成果はどのようなものであったかを報告書としてわけである。手を変え品を変えはしているが、概ね書く内容はセオリーに沿ったものである。一般的なブログと同じようなものだね。業務時間外にやりたくないです。
とはいえ、先ほど申し上げた通り、書いては消し書いては消し、最終的に消しているものをどうするかという問題は棚上げされたままである。生来のケチであるから、どうにかしたい。とはいえ、ブログに無差別にアップすると、既存の読者が混乱する。「あそこの人、頭がおかしくなったに違いない」などと5chやXあたりで言われるに違いない。
そしたら別のとこに書けばいいじゃない、と白羽の矢を立てたのがnoteであり、あなたが読んでいるこのどうしようもない文章は、ブログに書こうと思い、書いては消し書いては消し、最終的にこちらにカット&ペーストしたものです。
今後もそういったもので埋め尽くしていきます。

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