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考察エスパー魔美

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エスパー魔美の魅力を余すところなく語り尽くす。
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#考察

予知は邪道の超能力?『大予言者あらわる』/大予言のウソ③

エスパーを主人公とした「エスパー魔美」の魔美は、まずテレポートの能力が開花し、続けてテレ…

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魔美は弾丸で瞬間移動する?『弾丸よりもはやく』/藤子ヒーローVSピストル②

エスパー魔美が拳銃で撃たれたらどうなるのだろう。仁丹を自分にぶつけてテレポートしているが…

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映画とエスパーと電話魔と『電話魔はだれ?』/対決・電話魔③

藤子先生は同一モチーフを繰り返し使うことが多いのだが、その中には結構意外なものが含まれる…

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幽霊からのSOS『地底からの声』/しかしユーレイはいない⑤

幽霊を題材にしたF作品を追うシリーズ記事も5本目。「ドラえもん」→「オバケのQ太郎」→「…

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超能力のトリガー? 神秘の雑種犬・コンポコの秘密/考察「エスパー魔美」

『わが友・コンポコ』 「まんがくん」1977年13号/大全集1巻 「エスパー魔美」の主要キャラク…

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あなたの「生きがい」伝えます by 魔美/藤子Fの残留日本兵③

生きがい(生き甲斐): 生きていることに意義・喜びを見出して感じる、心の張り合い。生きて…

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絶体絶命のピンチ『魔美が主演女優!?』/藤子F・ザ・ムービー③

藤子先生が映画が大好きだったということもあり、F作品には、映画撮影の裏側を題材にしたものが数多く存在する。「藤子F・ザ・ムービー」と題してこれまで二回の記事で8本の「映画」ネタ作品を見てきた。 この中で、「オバケのQ太郎」では、「自主映画」ネタと「商業映画」ネタの複数作品を描き分けていたことを指摘したが、「エスパー魔美」においても、同じ2パターンで「映画」作品が発表されている。 「自主映画」タイプが、『魔美が主演女優!?』という作品で、「商業映画」タイプが『リアリズム殺人

呼んでる、どこかでだれかが/考察エスパー魔美⑧

『どこかでだれかが…』 「マンガくん」1977年9号/大全集1巻 エスパー魔美は、藤子先生の日…

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ドラ・魔美・エモン奇跡の邂逅/21エモンのご先祖様②20世紀篇

前回の記事で、「21エモン」の主な舞台となるホテル・つづれ屋は、市右衛門が1600年頃に創業…

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魔美、男女の機微を知る『春の嵐』/考察エスパー魔美⑦

『春の嵐』「マンガくん」1977年7号/大全集1巻 何度か「エスパー魔美」の考察で書いているが…

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エスパー魔美は二度誘拐される 藤子F「誘拐」ストーリーズ ②

前回の記事では、藤子F先生が「誘拐」をテーマとした作品を数多く描かれている背景には、黒澤…

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「エスパー魔美」初回『エスパーはだれ?』完全解説!

『エスパーはだれ?』 「マンガくん」1777年1号/藤子・F・不二雄大全集1巻収録 ついにこの…

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藤子F名作探訪・『なくな!ゆうれい』/エスパー魔美に繋がるもう一つの短編

『なくな!ゆうれい』 「小学五年生」1975年7月号 藤子・F・不二雄大全集「少年SF短編3巻」…

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一晩だけでも奇跡を下さい「エスパー魔美」『エスパークリスマス』/藤子Fのベスト・クリスマス③

藤子F作品のクリスマスエピソード、ついに本日は第一位のご紹介! 「貧しい家族の一夜の奇跡パターン」の傑作、エスパー魔美の「エスパークリスマス」を見ていきたいと思います。 そもそも「エスパー魔美」とはどういうお話なのか。その内容については、またいずれ解説するとして、対象読者の年齢は学年誌を卒業した、中学生以上を想定して書かれている作品となります。 内容は、「ドラえもん」などと違って、清濁併せ吞む大人社会を描いていることが多く、また、各話16~24頁のボリュームとなっていて