マガジンのカバー画像

考察ドラえもん

303
「ドラえもん」の考察をまとめました。
運営しているクリエイター

#考察

しずちゃん初の入浴!『スケスケ望遠鏡』/ドラえもんミニ考察③

『スケスケ望遠鏡』「小学三年生」(初出:ふしぎなぼう遠きょう) 1971年6月号/大全集2巻 …

7

四月バカが本当になった!『化石大発見』/世紀の大発見①

藤子Fノートは一つの記事に一つの発見を込めたいといつも考えている。発見とは気づきだったり…

11

のび太、ガチの家出の10年間『無人島へ家出』/Fキャラは家出する③

藤子キャラクターたちは、家出する。 のび太も、のび太の息子も、 Q太郎もベラボーもエリさま…

24

小人族を人間から救い出せ!『ドンジャラ村のホイ』/グリーン・ドラえもん②

「のび太の魔界大冒険」(1984)でドラえもん映画は5周年を迎えたが、少しずつ映画の動員は落…

21

ドラえもん+エコ=国民的アニメ?『さらばキー坊』/グリーン・ドラえもん①

1984年の劇場版ドラえもん「のび太の魔界大冒険」は、コロコロコミックの連載時から大興奮した…

21

世界の水没が見えた!『世界沈没』+『大こう水がくるぞ』/大予言のウソ②

旧約聖書の「創世記」序盤(天地創造と原初の人類)のクライマックスは、堕落した地上人に対し…

12

ノストラダムス批判?『大予言・地球の滅びる日』/大予言のウソ①

何度か書いているが、藤子作品ではネッシーやイエティに代表される「UMA」は実在のものとして登場することが多い反面、「ユーレイ」については実はウソだったというオチで終わる作品がほとんどである。 そしてもう一点似たような例では、藤子作品では超能力者は大勢登場するものの、超能力の一つである「予知」については否定的に描かれる、ということである。 もちろん100%の事実ではないが、間違いなく以下の傾向がある。 UMA (〇)ネッシー、イエティ、UFO、ツチノコ (×)ユーレイ 超

ドラえもんとの別れの時『のび太もたまには考える』/シリーズ・考える②

考えることが好きである。 逆に言えば、考えないで行動することはとても苦手である。考えて行…

22

【ドラえもん×孫悟空】ひみつ道具全集/藤子Fの西遊記①

藤子F先生は子供の頃から「西遊記」が好きだったと公言されていて、当然のように作品のモチー…

11

二人の喧嘩から見えてきた事実とは?『ハツメイカーで大発明』/ドラとのび太の大げん…

ドラえもんを時系列(発表順)に読むことで色々と発見があるのだが、ある時、1981年にドラえも…

18

喧嘩するほど仲がいいは本当か?『ションボリ、ドラえもん』/ドラとのび太の大げんか…

僕の持論は「喧嘩するほど仲が悪い」なのだが、さすがに子供向けマンガでは当然そんな身も蓋も…

20

1981年は喧嘩の当たり年!?『キンシひょうしき』/ドラとのび太の大げんか①

「喧嘩するほど仲がいい」とは言うものの、実生活において喧嘩する間柄が本当に仲が良いかどう…

12

ドラえもんにゲスト出演する恐竜たち『恐竜の足あと発見』他/藤子Fの大恐竜博⑧

真夏の「藤子Fの大恐竜博」シリーズ第8弾。ひとまず本稿でこのテーマは最終回である。Fノー…

18

ドラとバケルの奇跡のコラボ!『スターたん生』&『ジーンマイク』

1975年度の「小学四年生」は「ドラえもん」と「バケルくん」が同時に連載していた。藤子作品がダブルで読めるとは、今思えばとてもラッキーだが、実は1970年代の学習誌では良くあることだった。 しかし、1975年度の「小学四年生」はさらに特別で、二作の連載に加えて藤子先生考案のお楽しみ企画も併載されていたのである。つまりこの年度の読者のみ、藤子作品がトリプルで読むことができた超ラッキーな子供たちであった。 このお楽しみ企画は「ドラとバケルともうひとつ」と題され、毎号凝った内容