シェアハウス

 どうも舎弟のならたです。私は現在シェアハウスをしています。芸人5人でのシェアハウスです。いつの間にかキモシェアハウスなんて蔑称で呼ばれるようにもなっています。ご存知の方も少なからずいるかと思います。

 芸人の共同生活はよく聞くと思いますが何故、共同生活をするかというと、まだ売れてない芸人たちが家賃を節約する為がほとんどの動機です。要するにお金がないからです。ただ私は単に節約の為というよりかは、一お笑いファンとして、そういった共同生活への憧れを持っていました。「下積み時代に一緒に暮らしてたんですよ」と話す、すでにテレビで活躍している人たちのエピソードを聞いて、なんかワクワクしました。この人とこの人が昔住んでて、今こうやって売れて一緒にテレビに出てるというドラマに感動を覚えました。例えば、バナナマンの日村さんとバカリズムさんが一緒に住んでた話とかです。

 そんな憧れを漠然と抱いていたわけですが、いざ現実的に考えると難しいわけです。芸人をはじめた頃に相方と一緒に住んだ方が都合が良いじゃないかという話になりましたが、やはりお互いの生活環境などを考えるとあまり現実的ではないわけです。芸人をやっていく上で知り合いも増えましたが一緒に住むというところまでにはそう簡単にいかないですし、そもそも他人同士が暮らすということ自体が相当難易度が高いことです。

 しかし、その時は突然やってきました。芸人をはじめて1年ちょっとした頃『舎弟の決起集会ラジオ公開収録』といった私たちのコンビ名を冠したマニアックなライブを開催しました。お客さんが10人くらいのライブでした。そのライブというのが私たちのラジオの公開収録とうたいつつ、関係のない芸人たちが邪魔してくるといった内容で、私たちは明らかに芸歴も一番下でアタフタした中はじまったライブでしたが、先輩芸人さんたちのおかげで、なんとも言えない盛り上がりをみせましまた。お笑いというものが楽しいと改めて実感できた場でもありました。そのライブ後、出演者全員で打ち上げをしました。そしたらその打ち上げの場で机が二つに分かれたのですが、自然とキモくない組とキモい組に分かれたのです。その時、キモい組に一体感が生まれました。それぞれ異なった環境で育ってきたメンバーでしたが、似たような境遇で生きてきたのでしょう、まるで家族のような心地よさを感じたのです。

 そしてガクヅケの木田さんがおもむろに「一緒に住みたい」と発したのです。その場で「それはいいねー」という空気になりました。ただその時は飲みの場の冗談ぐらいにしか皆思っていなかったと思います。しかし、木田さんは動き出しました。後に木田さんが言っていました「僕がやりたいと思ったことは全部実現させてきた」と。その言葉通り話はトントン拍子で進み、物件が決まって、5人で住むことになりました。

 今思えばもう少し慎重になっても良かったところはあると思いますが、こうもしないとシェアハウスは実現しないのだと思います。そして既に住み始めて半年以上が経ちました。もうシェアハウスが日常になっています。まあその日常についてはまた今度話そうと思います。
#舎弟ならた #シェアハウス

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