はなまるうどん:20/07/06
今日は仕事をして、それからはなまるうどんを食べた。これは、今日ははなまるうどんのことぐらいしか書くことがない、ということを意味している。
私たちが21:00頃に入ったとき、お客さんは1人しかおらず、店は閑散としていた。けれども今思うと、そのわりには店員さんたちは忙しく厨房を歩き回っていたようにも見えた。人が居ないときにしなければいけないような仕事があるのだろうか。客の立場では知りえない、はなまるうどんの秘密業務。
トレーをもったとき、天ぷらやらの前にまず出会ったのはおでんだった。はなまるうどんにおでん、という意外性でついついたまごを取り(結果、期待通りに期待以下、という感じの味だった)、それからさらに追い打ちで半熟卵をあげたものと、いつも食べるものとしてちくわの磯部あげをもらい、冷やしぶっかけの中を注文し、気持ちやけくそで天かすと白ごまを投入した。
気もそぞろにスマホをいじり、気もそぞろに会話をし、気もそぞろにうどんを食べる。途中、だれかが店の外で怒っている声が聞こえていた。だれかが怒っているね、という目配せをして、またふわっとした会話に戻っていく。
うどんはどんな食べ方でも、スマホもどんな使い方でも答えてくれるけれども、それと同じように友達を扱うべきではなかったな、と思う。すごく正直なところをいってしまうと、君のことはぞんざいにしていい気持ちがあるけれど、それは君の不備ではなくて、徹頭徹尾問題があるのは私のほうだ。
はなまるうどんの写真も撮っておけば載せられたのだけれど、その考えも一切頭に浮かばず、だからトップ画はどこかで撮ったオリヅルランの写真だ。なんにも集中をしなかったことへの罪悪感を感じながら過ごした一日だった。
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