あめが:20/07/05
雨が家に当たる音と、エアコンのうなる音がずっと聞こえる中で、手持ち無沙汰にずっとネットを見ている日だった。
やるべきこと、やりたいことは頭には常にあるのだけれど、いつだって自分の定位置はベッドの上だ。特になにも予定がない日はいつも、中学生の頃からずっと、こんなふうになんとなく過ぎ去っていたような気がする。同じところで、いつもぐるぐると。
自分が無駄にしてきた時間を思うと焦りを感じる。とともに、無駄になった時間ってなんだろうという気もする。大きな総体のなかでどうせちっぽけなんだから、いったいそれをなんで気にする必要があるのだろう。
しかし、同時に、身体全体で日々を感じて生きているいのちを思うと、罪悪感を感じないでもない。
無為になった時間は、身体から漏れ出るしくみであったらよかったのにと思う。そうしてそれを拾い集めて、必要な人に届けられるものであったなら。私が無駄にした時間が、だれかの有意義なものになるのならいい。
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