後発薬の供給停滞

December Wednesday 29. 2021
Verbalization Practice 343th day

Reference:後発薬、長引く供給停滞 品質不正や生産トラブル発端 日経

ジェネリック医薬品の供給不足が生じている。原因はメーカーの品質不正や生産トラブルだという。影響は患者にまで及んでおり、減薬や代替薬の利用が強いられているケースも生じているそうだ。しかし、代替薬となるはずの先発薬でも供給不足が進んでおり、品薄解消へのめどが立っていない。また、先発薬に切り替えることで、支払額が数千円増える場合もあり、患者への説明が求められている。

後発薬の不正による業務停止命令は2020年以降相次いでおり、一部の大手に注文が集中した結果、メーカーの出荷制限まで生じている。さらに、在庫不足を恐れた薬局や医療機関が多めに発注していることも相まって、混乱が深刻化しているようだ。

2007年以降、政府はジェネリック医薬品の使用促進を行ってきた。しかし安定供給の監督体制整備が見落とされていた。折角安価に手に入る医薬品があっても、コンスタントに手に入らなければ何も意味がない。策を講じる際に、その持続可能性を考えなければならないのは、何も今に始まったことじゃないのだろうと思った。


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