5-6.振り返って思う、厳選テキスト

この記事のつづきです。

今、テキスト買い過ぎた反省に基づいて、本当に必要な参考書類を書き出すとこんな感じです。

①基本テキスト
文章ベースの一通りの法律解説書。資格学校のものがあればそれでいいし、市販のものであれば大抵「社会保険分野」と「労働保険分野」の2冊に分かれているものが多いので、両方揃えます。

基本テキストは、法改正により1年で速やかに内容が古くなるため、合格できるまでは毎年新しいものに買い替えましょう。2冊でも5千円くらいあれば買えるので、もったいないと思わず古いものは迷わず捨ててください。

②1問1答形式の問題集
テキストと同じ出版社が、大抵セットで出しています。当然、テキストと同じ出版社のものをお勧めします。テキストと並行して解き進めて、知識の定着を図るための問題集です。

③過去問題集
過去5年分収録されていれば十分でしょう。4月以降は特に、本試験を見据えて過去問を解く必要があります。

④模擬試験問題集
4月以降に、実践形式で学習するために必要になります。マークシートの解答用紙がついているものなら、本試験と同じ状態で解くことができます。
これにより本試験での時間配分等の感覚をつかみます。これの代わりに模試を2~3回受けても足りると思われます。

⑤労働法律書?
労働基準法をはじめ、社労士試験の勉強に大いに関係する法律が、条文そのまま載っている本で、労働六法などのことです。これ、実はずっと後になって気づきました。

私は学習を始めたとき、ネットのe-Gov法令検索から引っ張ってきた労働基準法を文書化し、コンビニのコピー機で印刷して冊子にしました。今考えれば、労働六法を買えばその手間が要らなかったですね…。

でも、労働法令を集めた法律書があることを、恥ずかしながら知りませんでした。私と同じく知らなかった方がいれば、ぜひ本屋の法律書コーナーへ行ってみてください。

しかし法律本は高いですね、値段はそれなりにします。しかも改正があれば、本の内容は古くなってしまうという…。

というわけで、労働六法系の本は、社労士試験程度なら必ずしも必要ではないでしょう。学習に必要な条文は、基本テキストに抜き出して書いてありますので。

ですが、法律全体を俯瞰できること、線を引いて覚えられること、そして必要なときに必要な部分をぱっと引けるのは、学習の効率化という意味では便利。その意味で法令本はあるとよいかもしれません。

あとは自分の苦手分野や弱点に合わせて、年金法や一般常識などのテーマ別参考書を買い足したり、「月間社労士受験」のような受験生向けの雑誌を購読します。ですが、くれぐれもテキストの買い過ぎには注意してください。
(つづきます)

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