7-3.試験当日③~服装編~

まず、この試験が「真夏」というのは、結構なハンデだと思います。

試験勉強に集中すべき直前期は暑くてしんどいし、本試験では会場に着くまでに、すでにかなりの汗をかき体力を消耗します。試験当日は、カバンに参考書を何冊かと、道中の水分補給のために必要な本数のペット飲料を持参するのですから、荷物もそれなりに重いというのに。

余談ですが、国家試験という緊張感からなのか、きちんと感あふれる服装の受験生が本当にいました。きちんと感、すなわちスーツのことです。試験に対するその真剣さは素晴らしいですが、真夏で大量の汗をかく、という理由でスーツは決してお勧めしません!

服装が合格に左右するとしたら、私は自分が適度にリラックスできる服装をお勧めします。なにしろ大学の講義室だったり高校の教室だったり、会場ごとに様々でしょうが、とかく狭いことが多い。

大きな講義室でも、座ってるのは前後幅40センチもなさそうな固定机に固定椅子。固くて座り心地は悪いです。そして前後の机の間隔も、50センチもないんじゃないかというきゅうくつな会場で、1日がかりで試験に挑まなくてはなりません。

堅苦しい服装では終わりまで気力が持たないんじゃないでしょうか。面接もなければ服装についての指定はとくにありませんから、適度にゆるい服装でよいですよ。さすがに一般常識的にジャージやスウェットはどうかと思いますが。

さらに。
真夏の試験会場は、冷房だけはかなり効かせてくれています。外との温度差、寒いと感じる人もいるでしょう。夏でも上着は必須アイテムです。

記憶が定かではないのですが、夏に行われた何かの資格試験のとき、試験前の説明が始まり緊張する時間に、肩にショールを羽織っていた女性が注意されていました。

冷房対策に持ってきたショールだと思いますが、上着ならOKだけど、ショールはNGとのことで、カバンにしまわされていました。本当に気の毒です。カンニング対策なんでしょうが、それなら受験票のNG事項に「ショール禁止」を明記してくれよ、と思いますよね。

でも教訓として、冷房対策はごく普通の上着やカーディガンにすべき、ということでもあります。いざ、試験会場で焦らないように。(つづきます)

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