6-2.直前期②~勉強が辛いと感じるとき~

これまであえて書いてなかった勉強の辛い面、受験生活のマイナス面について書こうと思います。書かなかっただけで勉強に対してネガティブになったことがない訳ではありません。それどころか、受験生だった間は、正直常に心がしんどかったです。

何がしんどいかって、もう自分が受験生であるというだけで、ストレスが半端なくかかっていました。社労士試験に限らず、どんな受験生でも真剣に勉強していれば、そういうものですよね?

受験生の心理とは、日常生活で仕事をしていても、何かの趣味を楽しんでいても、のんびりしていても、ご飯を食べていても、常に心のどこかで「もっと勉強しなきゃ」というプレッシャーというか罪悪感を感じてしまうものです。ゆえに何をしていても、心から楽しめないという…。

最初の方のこの記事で、社労士試験について次のように総括しました。

・社労士試験は基礎的な学力があって、受験勉強を続ければ合格できる試験
・絶対にあきらめないこと。あきらめたらそこで終わり
・1度の受験で受からないまでも、続けることで知識が豊富になり、時が来れば受かる
1度の受験で受からないまでも、続けることで知識が豊富になり、時が来れば受かる

けれど、あきらめないにも限度があります。受験環境は人それぞれですが、どこまでこの負荷に耐えられるかも人それぞれです。私にとっても、この受験勉強をねじ込むことによる生活の歪みは、終わったあとにリハビリが必要なレベルでした。

私の受験生活ですが、平日仕事を終えて家事や雑事を片付けると、落ち着いて勉強を始められるのは夜の10時頃になります。疲れた目と眠い頭で問題を10問だけでもと12時過ぎまでかけて解きますが、1日働いて疲労した状態だと、大して知識も頭に入りません。

そして問題はそのあとでした。そんな色々な精神的ストレスから、その後2時間くらいダラダラネットサーフィンをしてしまうことが続き、そのため平日の睡眠時間は一番酷いときは4時間を切ってしまいました。

さらに、休日はどんなに晴れていてもひたすら家に引きこもり、家事や自分の食事もおろそかになり、飲み会の誘いも断っての勉強生活、使える家族の手も煩わし等々。要するに人間的で自然な生活が送れなくなるというか。そうなると、生活と同時に段々性格も確実に歪んでいきます。悲惨です。

だから、いつか受かるといっても、なるべく早く終わらるべきだし、いつまでも無制限に続けるのは無理だと思うのです。家族がいる人は、支えてくれる家族の方にも限度があるでしょう。

社労士試験に限らず、受験生とはそういうプレッシャー下にあるもの。なので受験生の皆さん、できる限り無駄なく速やかな合格を目指しましょう!
(つづきます)

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