ペニシリンと並ぶ「奇跡の薬」スタチンを発見した遠藤章氏(東北大卒)が死去!

ノーベル賞有力候補だった遠藤章氏が亡くなった。

同氏は、東北大学からの出た世界を変革する独創技術・製品89の一つを世に出したことでも知られる。

また、一人 偉人が亡くなった。

謹んでご冥福をお祈りします。

(c)harbeman240612
Deep thinking yields imagination

Smartnewsを引用する。

コレステロールを下げる「スタチン」という物質を発見した遠藤章(えんどう・あきら)・東京農工大特別栄誉教授が今月5日に都内で死去していたことが11日、関係者への取材でわかった。告別式は近親者のみで行った。90歳だった。

 遠藤氏は秋田県出身。1971年、製薬会社「三共」(現・第一三共)で、6000株のカビやキノコを調べ、薬の候補物質を探す研究に着手した。73年、コメについた青カビから、コレステロールの合成を妨げるスタチンの一種を発見した。

 その後、国内外でスタチン製剤の開発が加速し、世界中の脂質異常症(高脂血症)の患者が利用する薬となった。細菌感染症から人類を救った抗生物質ペニシリンと並ぶ「奇跡の薬」と呼ばれている。こうした功績から、米国の医学分野で権威あるラスカー賞などを受賞し、ノーベル賞の有力候補にも名が挙がっていた。

 大学院時代から約17年間にわたって遠藤氏の指導を受けた東京農工大の蓮見恵司名誉教授(生化学)は「自然から学ぶ姿勢を何より大切にしていた。偉大な先生だった」と振り返った。
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