世界トップレベルの半導体研究メッカとなった東北大学----その源流は、天才 西澤潤一(ミスター半導体、光通信の父、独創の雄)----21世紀は、半導体と天才の時代だ!

iPhoneなどのスマートフォンやパソコン、各種家電製品や電気自動車(EV)、AIなど、いまでは、半導体が、あらゆる分野で欠かせない!

それらには、東北大学が生み出した半導体技術が使われている。
西澤潤一は、世界を変革する独創技術・製品を少なくとも、52出している。

表1には、人間の価値の順番を示した。

世の中には、ノーベル賞を一番とする向きもあるが、そうではない!
やはり、天才だ!
それも、トップは、千年天才だ!
ノーベル賞は、4番目だ!

表1  人間の価値の順番

(c)harbeman240902
Deep thinking yields imagination





Smartnewsを引用する。

東北大学の「マイクロシステム融合研究開発センター」です。先月、半導体に関する学生向けの研修が行われていました。名古屋大学やアメリカのスタンフォード大学の学生など4人が参加し、半導体を作る際のもととなる円形の基盤・ウエハーに300マイクロメートル髪の毛3本分ほどの深さの回路を掘るなど半導体センサーを作る工程を学びました。

香川大学の学生
「やっぱりこれだけ装置の種類もですし、数も揃っているところはなかなか無いと思っている。横にスタッフの方が付いて教えてくださったので、そういった意味で装置についての理解が深まった」
名古屋大学の学生
「将来、半導体の製造に関する仕事もしようと思っています。高い技術を使うことで、これが将来の科学の進歩につながっていくんだと思うとワクワクするところがあります」

そもそも半導体とは、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を備えた物質です。導体と絶縁体の中間なので「半導体」というわけです。この性質は電子機器の高性能化が進む現代では欠かせないもので、今ではあらゆる電子機器・製品に使われています。いわば、電子機器の頭脳。現代の生活は半導体なしには成り立たないと言っても過言ではありません。

この半導体を巡り、県内でも大きな話題が生まれたのが去年10月。ネット金融大手の「SBIホールディングス」と台湾の半導体大手「PSMC」が約9000億円を投じ、合弁会社「JSMC」として大衡村に新たな半導体工場を建設すると発表しました。
全国31の候補地から大衡村が選ばれた理由。それは、土地の条件のほか、県の誘致に対する熱意、周囲に半導体関連企業が多くあること。そして、東北大学の存在でした。

JSMC 呉元雄 社長
「やはり東北大学が近くにあって、東北は半導体企業にとっては人材が集まる良いところじゃないかと考えています」

東北大学は半導体の研究が始まったばかりの頃から先進的な研究を次々に進め、世界の半導体研究をリードしてきました。その東北大学の研究を引っ張った一人が西澤潤一さん。半導体レーザーやLEDなど数々の半導体装置を発明・実用化させ「ミスター半導体」と呼ばれました。西澤さんは、いまやインターネットなど情報通信に欠かせない光ファイバーの技術も開発しました。東北大学が「光通信発祥の地」とされているのはこのためで、西澤さんには、「光通信の父」という異名もあります。

西澤潤一さん(2007年取材)
「こと研究に関しては東北大学というのはすごい実績と雰囲気を持っていますよ。だから、いい研究ができる大学なんですね」

現在、東北大学のキャンパス内には半導体に関する製造や研究、評価・分析などを行う施設が8つもあります。他の大学では半導体の中の「設計のみ」「製造のみ」など、1つの分野を強みとして扱っている場合がほとんどですが、東北大学は各分野を全て網羅しています。
また、半導体を作るのに必要なクリーンルームの面積も日本の大学で最も広い約9千平方メートル。さらに、研究者や指導する教員は150人を超え、こちらも日本の大学でナンバーワンです。半導体工場進出に伴い、人材育成など東北大学にかかる期待は大きく、学内の学生に対する研修なども進めています。

東北大学マイクロシステム融合研究開発センター 戸津健太郎センター長
「(東北大学は)企業との産学連携も非常に盛んでありまして、基礎研究だけじゃなくて応用研究、製品に近いところの研究を企業と一緒に行って社会に貢献していくのも強みだと思っています。将来の半導体をまさに作っていく、切り開いていく研究開発を担う人材を研究と一緒に進歩させて育てていくというのは大事だと思っています」

そして、東北大学でもう1つ注目を集める施設が国際集積エレクトロニクス研究開発センターです。大衡村に進出するJSMCと共同の研究拠点になります。このセンターでは、直径300ミリの基盤・ウエハーを国内の大学で唯一研究・開発することができます。300ミリのウエハーは世界の先端半導体メーカーが規格サイズとして使用している、世界的にニーズが高いものです。また、スピントロニクスという技術の応用で半導体の省電力化を実現させる研究も行っています。こうした強みを生かしたJSMCとの研究の成果が注目されています。

国際集積エレクトロニクス研究開発センター 遠藤哲郎センター長
「半導体メーカーがいて、半導体のサプライチェーンメーカーもいて、そこに半導体に強い大学がいて、またその大学から出てくるさまざまなスタートアップ企業もいると。まさに世界で勝ち組になるエコシステムがこの宮城県に作られるということは、非常に胸躍るところだと思っていますし、今後、若者がこの半導体産業で働くということに対するレベルアップになるんじゃないかなと考えています」

国際卓越研究大学にも認定された東北大学。最先端の研究・人材育成に大きな期待が寄せられています。
ーーーーーーーーーー