【YMS】2年間に経験した仕事7つ
私は渡英前から準備してオフィスワーク系の職種で就活に挑みましたが上手く行かず、YMSの2年間はロンドンで接客系の仕事を中心に7社経験しました。その経験した仕事を1つずつ簡単に紹介します。
初めのうちは度胸が無かったのでmixbから日系企業メインで応募していたため日系企業が多いです。参考になれば幸いです。
①日本食スーパーのオンラインショップスタッフ
▶️このポジションについて
コロナ禍で出来たばかりのポジションで、当時ロックダウンで店舗に来るお客さんが少なかったのでオンラインショップを始め新規で募集をかけたみたいです。mixbで見つけて応募し面接と簡単なトライアルをしました。
仕事内容はオンラインショップの受注処理、出荷業務とメール・電話でのお客様対応がメインでした。問い合わせは英語と日本語が半々、社内も英語と日本語が半々でした。
▶️この会社について
この企業はロンドンでは規模が大きく有名です。店舗のスタッフをよく募集していて英語力が高く無くてもなんとかなるので応募しやすいと思います。現場で働いている人は学生が多く、国籍豊かで良い経験になりました。
▶︎退職理由
新規のポジションと言う事でオペレーションが確立されておらず、繁忙期は毎日2時間程度残業をしていました。また、途中からはほぼワンオペでカスタマーサポートと出荷業務を行っていたので休憩を取るのがいつも遅くなってしまい、そのうちに精神的に疲弊するようになりました。試用期間が終了する前にマネージャーにオペレーションの改善を要求しましたがその時に揉めてしまい、立場の弱い私は試用期間で終了となりました。この時は本当に辛かったですが、この経験はYMSでは中々経験する事無い出来事だと思うのでその内別で記事にしたいと思っています。また、この出来事から分かる通り、上層部は上から言われた事は絶対で、かなり日系企業に近い体質だと考えます。
②日本食レストラン2社
ホールスタッフとして働きました。どちらもmixbに頻繁に募集を出してるお店で応募はしやすいです。
▶︎1つ目 お好み焼きのお店(ほぼ絞られますね)
在英者向けのdiscordでも評判が良く、知り合いも働いていたので紹介で採用していただきました。とても忙しい環境ですが時給や待遇が良く、マネージャーポジションの方も性格の良い方が多かったです。働いている子も真面目な子が多くて、ここで知り合った友達とは帰国後も仲良くさせて貰ってます。
待遇が良く働きやすい反面、オーナーの都合通りに動けない人はオーナーから嫌われる傾向があり、そうなるとシフトの融通が効かなくなったり不自由になることがあります。その一方でオーナーから気に入られればどれだけ仕事ができなくて周りから嫌われようとスーパーバイザーになれたりします。本当にどうしようない人間もいました。
▶︎2つ目 日本食レストラン
ここは友達の紹介で入れて貰ったんですが、仕事内容は楽だったし夜も早い時間に帰れたので良かったのですが、給与明細が貰えないなどいろんな意味で問題があったのですぐに辞めました。
③郊外にある日系花屋
▶︎このポジションについて
主に接客を、スキルがある人はブーケも作らせて貰ってました。ローカルなお客さんが多く、高い英語力が必要だったのでクビになりました。
▶︎特記事項
mixbに度々求人が出てます。研修期間は時給が半額になりますが後から聞いたらこれは違法だそうです。それでも華やかな職種だし納得ができる人にはいいと思います。
④レコードショップの出荷作業
カムデンにあるレコードを販売している会社の出荷業務を行うスタッフでした。これは学生向けの求人サイトで見つけて家から近かったので応募しました。普通の建物の中が倉庫みたいになっていたり今までやっていた接客とはまた違う仕事内容だったので面白かったです。トライアルではハンディを渡されて時間当たりのピック数でKPIみたいなものを出して採用基準にしていました。最初に多少の英語力が必要ですが実際は黙々と商品をピックして行くだけなので高い英語力は必要無いと思います。レコードが重く、立ちっぱなしなので体力が必要でした。
⑤日系アパレルショップの販売員
日本でもよく見かけるお店のロンドン店のクリスマス限定のスタッフでした。主にオンラインストアの出荷業務と店舗での接客、電話応対をしていました。働きやすい環境でしたが高い英語力と販売力が求められる為、英語力の無い私は契約期間で終了となりました。求めるレベルが高い割には時給は安いと思っています。
⑥有名カフェチェーン(青)
▶︎背景
ここではこの2年間で一番長い、ビザ終了までの7ヶ月働きました。前職の2社が英語力が原因で契約終了となった事、残り少ないビザの期間で帰国してからの自分に残ることをしたいと考え、この時期から語学学校に行くことに決めました。語学学校が午前のクラスだったので平日の午後と休日に働ける場所を探し語学学校から近いお店にCVを直接持って行きました。この頃には渡英してから1年以上経っていたので英語力は無いけど度胸は付いていたのでCVを直接持って行く事にそこまで抵抗は無かったです。
▶︎仕事内容
基本的にはバリスタ業務ですが、人が足りて無い為すぐにもう一つ上のシフトリーダーのポジションにされるので、そうなると店の開け閉めや店舗の商品補充などもすることになります。シフトリーダーになるとそのシフトの責任者になるので、面倒な客からのクレームなども自分で対応しなければならず、自分にはそれが辛くて最後の3ヶ月間はあまり眠れなかったです。
総括
▶︎日系企業ほど安い賃金で高い英語力を求める
7社で働いて思った事は「日系企業程高い英語力を求めてきてたな」と言う事です。自分たちはネイティブじゃないのにね。最後に働いてたカフェには(最初は)日本人はおらず、同僚やマネージャーとは本当に拙い英語で話してましたが一度も英語力を理由に不平等にされた事はありません。確かに会話にならない時もあったし申し訳なくなる時はあったけどだからと言って英語力を理由に注意されたり仕事を押し付けられたりする事は無かったです。むしろ私の仕事ぶりを認めて貰えたお陰で、その後は私の日本人の友達や別のアジア系の人も採用していただけるようになっていました。
▶︎リファラル採用や日本人同士の繋がりも大切にした方がいい
英系日系関わらず飲食業はリファラル(知り合いの紹介)が強いです。ミートアップなどで「ロンドンに来たばかりで仕事を探してます」て伝えるだけで「うちで募集してるよ」とそのまま紹介してもらえることがあります。フラットメイトや大家から教えてもらえることもありました。私も最初の日本食スーパーを契約終了になった時はリファラルで首の皮一枚で繋がった事があるので、日本人同士の繋がりも大事にしてほしいです。中には英語を勉強しに来てるから日本人と絡みたく無いって人がいますからね。
▶︎明らかにやばいなって所は辞めた方がいい
給料日に給与明細が貰えない、面接の時の話と実際に働いてからの条件が違う、レストランなのに内部が汚すぎる、研修時の給料がロンドンで決められている最低時給以下、など、イギリスだから仕方ない、ではなく日本人の感覚として明らかにそれはどうなんだ?!と思う内容があったら私はすぐに辞める(また辞める準備をする)べきだと思います。聞いたことある例だと、面接では「最初は最低賃金だけど1ヶ月位でみんな上がるから」と言っておいて最低賃金で働かせ続ける、納めるべき所に会社として税金を納めていなかった為に退職後に個人に請求が来た、なんてこともありますし、私の経験からそういうずるい考えの会社は平気で理由を付けて急にシフトを減らしたり解雇する事が多いなと思ってます。勿論そこで戦うことも出来るんですが、ただでさえ消耗する海外生活なのにそんなことで時間使いたくなくないですか?それなら最初から出来るだけ自分を正当に扱ってくれる普通の労働条件の所で働いた方が変なトラブルも避けれていいんじゃないかなと思います。
最後に
今回今までの仕事を書き連ねて行くに辺り、もう辞めてから1年以上経ってるのに書いているとまだ憎しみが滲み出てしまっていた文章があったので何度も書き直してシンプルにした…つもりです。いくつかの仕事については役立つ情報もあると思うので退職理由やメリットデメリットも含め別の記事で掘り下げたいなと思ってます。憎しみが強くでちゃいそうなやつは有料にするかも。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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