【遊戯王デッキ紹介】三幻魔:召喚条件など必要でない

本記事は、以下を前提とした内容となります。

  • 執筆時点(2023/2/1)のリミットレギュレーション

  • マスターデュエル用

  • ファンデッキ

1. これは何のデッキ?

今回のテーマは【三幻魔】です。
遊戯王GXにおいて、デュエルアカデミアの理事長である影丸、およびユベル(が憑依した加納マルタン)が使用したカードであり、初代の三幻神と対を成す存在(三邪神は?)と言われる設定の大型モンスターです。

  • 悪魔族3体をリリースして特殊召喚する《幻魔皇ラビエル》

  • 永続魔法3枚を墓地に送って特殊召喚する《降雷皇ハモン》

  • 永続罠3枚を墓地に送って特殊召喚する《神炎皇ウリア》

の3体の総称が三幻魔であり、名前の由来は四大天使と言われています。

  • ウリエル … ウリエルをもじって「ウリア」

  • ラファエル … ラファエルをもじって「ラビエル」

  • ガブリエル … ガブリエルの別名「ハモン」

残る「ミカエル」は別名「サバティエル」であり、作中で対戦相手となる遊城十代の使った《賢者の石-サバティエル》に対応しています。

その独特な召喚条件から、正規召喚を前提としていた頃は【三幻魔】として構築するのは極めて困難であり、別々のデッキとして組まれることの多いテーマでしたが、ストラクチャーデッキの発売に伴い実装されたサポートカード群の登場で、【三幻魔】としての構築も現実的なものとなりました。

2. デッキレシピ

メインデッキ(40枚)
エクストラデッキ(15枚)

3. デッキコンセプト

  • 各種サポートカード群の効果をフル活用できる仕組みを作ること

  • 《混沌幻魔アーミタイル》が現実的に活躍でき得るルートがあること

  • 【三幻魔】を全種採用すると共に、採用に意義があること

  • 《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》の墓地効果の活用

  • 《暗黒の召喚神》《混沌の召喚神》の「リリース」の活用

  • 《七精の解門》の、墓地の永続魔法回収効果の活用

  • 《七精の解門》の、手札を1枚捨てて墓地から特殊召喚する動きの活用

  • 《覚醒の三幻魔》の、墓地の永続罠回収効果の活用

を意識した構築としております。

4. 回し方

4-1. 《ライトロード・ドミニオン キュリオス》

手札:《暗黒の招来神》or《ピリ・レイスの地図》or《七精の解門》+1枚

  1. 《暗黒の招来神》を通常召喚、①の効果で《七精の解門》をサーチ

  2. 《七精の解門》を発動、①の効果で《混沌の召喚神》をサーチ

  3. 《暗黒の招来神》の②を適用し、《混沌の召喚神》を通常召喚

  4. 《混沌の召喚神》を素材に《リンクリボー》をリンク召喚

  5. 《七精の解門》の②を手札を1枚捨てて発動、《混沌の召喚神》を蘇生

  6. 《混沌の召喚神》を素材に《サクリファイス・アニマ》をリンク召喚

  7. 《暗黒の招来神》《リンクリボー》《サクリファイス・アニマ》の3体を素材にリンク3《ライトロード・ドミニオン キュリオス》をリンク召喚

  8. 《ライトロード・ドミニオン キュリオス》の①の効果で、デッキから《黄金卿エルドリッチ》を墓地へ送る

※そのまま《七精の解門》をコストに《黄金卿エルドリッチ》を特殊召喚したり、リンク4(ライゴウ)に繋ぐことも可能です。

4-2. 《混沌幻魔アーミタイル》

手札:《暗黒の招来神》or《ピリ・レイスの地図》or《七精の解門》+1枚

  1. 《暗黒の招来神》を通常召喚、①の効果で《七精の解門》をサーチ

  2. 《七精の解門》を発動、①の効果で《カオス・コア》をサーチ

  3. 《暗黒の招来神》の②を適用し、《カオス・コア》を通常召喚

  4. 《暗黒の招来神》を素材に《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚

  5. 《転生炎獣アルミラージ》をリリースし、《カオス・コア》を対象に①の効果を発動

  6. チェーンして《カオス・コア》の①を発動、デッキから《神炎皇ウリア》《降雷皇ハモン》《幻魔皇ラビエル》を墓地へ送る

  7. 《七精の解門》の②を手札を1枚捨てて発動、《暗黒の招来神》を蘇生

  8. 《暗黒の招来神》《カオス・コア》を素材にリンク2《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》をリンク召喚

  9. 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の②を《次元融合殺》を墓地へ送って発動、墓地の《神炎皇ウリア》《降雷皇ハモン》《幻魔皇ラビエル》を素材に《混沌幻魔アーミタイル》を融合召喚

※攻撃力2000以下のモンスターが攻撃表示となっている状態でターンが回ってきた場合、《混沌幻魔アーミタイル》でのフィニッシュが可能です。

4-3. 《降雷皇ハモン》

手札:《暗黒の招来神》or《ピリ・レイスの地図》or《七精の解門》+《混沌の召喚神》or《暗黒の召喚神》

  1. 《暗黒の招来神》を通常召喚、①の効果で《七精の解門》をサーチ

  2. 《七精の解門》を発動、①の効果で《混沌の召喚神》をサーチ

  3. 《暗黒の招来神》の②を適用し、《混沌の召喚神》を通常召喚

  4. 《暗黒の招来神》《混沌の召喚神》を素材にリンク2《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》をリンク召喚

  5. 《七精の解門》の②を手札の《暗黒の召喚神》を捨てて発動、墓地から《暗黒の召喚神》を蘇生

  6. 《暗黒の召喚神》をリリースして①を発動、デッキから《降雷皇ハモン》を守備表示で特殊召喚

  7. 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の②を《烙印融合》を墓地へ送って発動、《アルバスの落胤》と《黄金卿エルドリッチ》を素材に《痕喰竜ブリガンド》を融合召喚

  8. 墓地の《混沌の召喚神》を除外して②を発動、《失楽園》をサーチ

  9. 《失楽園》を発動、②を発動して2枚ドロー

※融合素材としてデッキから墓地へ送る☆8以上のモンスターは、下記の選択肢から状況に合わせて選択してください。

  • 《黄金卿エルドリッチ》

  • 《闇黒の魔王ディアボロス》

  • 《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》

5. 各カードの用途と採用枚数

5-1. メインデッキ

《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》
・《幻魔皇ラビエル》を攻撃力8000の全体攻撃に変える切り札としての運用
・場のモンスター3体を生贄に、攻撃力4000のモンスターとして出す運用
・《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の適用下で、相手モンスターをリリースして墓地から手札に戻す-1:1交換用のリソース(手札に戻した後は《七精の解門》で再び墓地へ落とす)
・自分のモンスターをリリースして墓地から手札に戻し、墓地の《闇黒の魔王ディアボロス》を蘇生させるトリガーとする
といった複数の用途を持ち、中でも《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》と併用した場合の墓地効果が特に強力です。
「魔法カードの効果を受けない」「リリースできない」といった限定的な耐性持ち以外は突破可能であり、それを手札を増やしながら行えます。
《暗黒の召喚神》《七精の解門》《悪王アフリマ》でサーチが、《烙印融合》《ライトロード・ドミニオン キュリオス》で墓地落としが可能とアクセス手段が多く、効果も名称ターン1であるため、1枚の採用となっています。

《黄金卿エルドリッチ》
・☆10である為、《七精の解門》の③、《覚醒の三幻魔》の②の発動条件を満たすことができる
・墓地から手札経由で特殊召喚する場合のコストとして墓地へ送った永続魔法/永続罠は、特殊召喚後に《七精の解門》の③、《覚醒の三幻魔》の②で回収できる為、実質ノーコストに近い
・☆10の為、《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》の素材に最適である
など、三幻魔の永続魔法/永続罠との相性が非常に良く、《烙印融合》《ライトロード・ドミニオン キュリオス》などから優先的に墓地へ送りたいカードです。
複数枚投入するメリットも特にない為、1枚採用となっています。

《幻魔皇ラビエル》
【三幻魔】の1体です。《混沌の召喚神》で手札から、《暗黒の召喚神》でデッキから召喚条件を無視して特殊召喚することができます。
自分フィールドのモンスター1体をリリースして攻撃力を上げられる他、《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》の効果で攻撃力を倍増し、更に全体攻撃を得ることでフィニッシャーとなることができます。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の適用下であれば、相手モンスターをリリースして攻撃力を上げることもできます。
※効果の性質上、攻撃力0のモンスターをリリースすることはできません。
・デッキ枠の都合上、3枚分の枠が確保できない
・《カオス・コア》のコストとしても利用する為、1枚では不都合がある
・3枚使い切るような状況もそうそうない
ことから、2枚の採用としています。

《降雷皇ハモン》
【三幻魔】の1体です。《幻魔皇ラビエル》と同様、《混沌の召喚神》で手札、《暗黒の召喚神》でデッキから召喚条件を無視して特殊召喚できます。
守備表示の場合に自身以外のモンスターを攻撃対象に選択できなくする①の永続効果が特に強力です。
攻撃した後に《ヴァレルソード・ドラゴン》で守備表示に変更するのが基本的な運用となります。
《神・スライム》《双穹の騎士アストラム》と並べることで、相手はどのモンスターに対しても攻撃宣言が行えなくなります。
※効果の性質上、あくまで「モンスターを」攻撃対象に選択できないだけであるため、ダイレクトアタックはできてしまいます。
複数枚並べることに意義があるカードで、《カオス・コア》のコストとしての運用も鑑みて3積みしたい所ですが、枠の都合で2枚となっています。

《神炎皇ウリア》
【三幻魔】の1体です。
基本的には《カオス・コア》のコストとしての運用が主で、場に出すことは稀であるため、1枚の採用です。
デッキの都合上、墓地に罠カードが溜まらないので、攻撃力は殆ど0です。セット状態の魔法・罠の除去目的で出すこととなります。

《闇黒の魔王ディアボロス》
【三幻魔】は《混沌の召喚神》《暗黒の召喚神》など、基本ギミックの中でリリースを多用する為、ついでに蘇生できるこのカードは展開力を底上げする上で非常に有用です。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の適用下であれば、相手モンスターをリリースして相手の手札をデッキに戻させる動きも可能です。
《悪王アフリマ》の効果でサーチ可能であり、自分フィールドのモンスターをリリースしてサーチした場合はそのまま特殊召喚することも可能です。
※非常にインチキくさい裁定ながら、手札は非公開領域である関係で「事前にこのカードが手札にある状態だった」ことを証明する義務がなく、「自分フィールドの闇属性モンスターがリリースされた場合」、つまりはリリースを伴うチェーンの処理が完了した時点で手札に存在していれば条件を満たしていたことになります。
《烙印融合》《ライトロード・ドミニオン キュリオス》でデッキから直接墓地に落とすことも可能です。
蘇生が容易な☆8として《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》のリンク素材としても活用できます。
名称ターン1の効果であり、複数採用する意義も薄い為、1枚の採用です。

《暗黒の召喚神》
デッキから【三幻魔】を特殊召喚可能というインチキカードです。
《七精の解門》からサーチします。
☆5ですが《七精の解門》に対応する為、召喚権すら使わず出せます。
リリースするので、ついでに《闇黒の魔王ディアボロス》が生えてきます。
但し、①を発動したターンは攻撃宣言が行えなくなる為、先攻1ターン目か、メイン2での発動が前提となります。
1枚あれば充分に活躍するので、1枚の採用です。

《アルバスの落胤》
基本的には《烙印融合》の融合素材です。
素引きした場合、相手フィールドの☆8以上のモンスターを素材に《痕喰竜ブリガンド》を融合召喚することもできます。
《烙印融合》自体、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》経由の1回しか使用しない為、1枚の採用です。

《悪王アフリマ》
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》のサーチ札です。
《闇黒の魔王ディアボロス》のインチキリクルート、《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》のサーチにも利用できます。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》適用下であれば、②のサーチ時にリリースするコストに相手モンスターを使うこともできます。3積みです。

《暗黒の招来神》
初動です。《ピリ・レイスの地図》《七精の解門》からサーチ可能です。
基本的には《七精の解門》を、次いで《覚醒の三幻魔》をサーチします。
最優先で引き込みたい初動であるため、3積みです。

《混沌の召喚神》
自身をリリースして手札の【三幻魔】を特殊召喚可能です。
こちらは《暗黒の召喚神》と異なりそのままバトルを行えます。
攻守0の悪魔族なので、《暗黒の招来神》の②を適用して召喚できます。
☆1なのでリンク素材にもしやすく、《リンクリボー》《サクリファイス・アニマ》に対応しています。
墓地効果で《失楽園》をサーチできるのも強力です。
複数回活用し得ること、《暗黒の招来神》と別に手札にあるとより動きやすくなることから、3積みとしています。

《カオス・コア》
《混沌幻魔アーミタイル》の融合素材を墓地に落とし、《次元融合殺》に繋ぐ為のキーカードです。デュエル中使って1回なので1枚の採用です。

《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》
デュエルの後半から活躍するフィールド魔法です。
《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》の墓地効果で相手のモンスターをコストに手札に戻し、《七精の解門》で墓地に落とし直すループで活躍します。
《悪王アフリマ》からサーチ可能です。3積みです。

  • 《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》

  • 《幻魔皇ラビエル》

  • 《悪王アフリマ》

  • 《闇黒の魔王ディアボロス》

  • 《リンクリボー》

上記のカード群のリリースコストに相手モンスター利用できます。

《失楽園》
序盤に活躍するフィールド魔法です。
【三幻魔】に対象・効果破壊耐性を付与することができます。
2枚ドローする効果も極めて強力ですが、中盤から手札が溢れます。
機を見て《黄金卿エルドリッチ》のコストにするなどで能動的に場から離し、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》に切り替えます。
デュエル中1枚活躍すれば充分であり、サーチ可能なので1枚としています。

《おろかな副葬》
《七精の解門》で永続魔法を、《覚醒の三幻魔》で永続罠を墓地から回収できる動きを利用して、サーチ札として機能させることができます。
永続魔法《遮攻カーテン》、永続罠《メタル・リフレクト・スライム》のサーチに利用します。3積みです。

《ピリ・レイスの地図》
初動です。《暗黒の招来神》のサーチに利用します。
サーチ後、ライフポイントが半分になってしまうデメリットが大きいですが、《覚醒の三幻魔》の回復効果でいくらか軽減することができるので採用しています。3積み確定です。

《次元融合殺》
《混沌幻魔アーミタイル》の融合召喚に使用します。
《混沌幻魔アーミタイル》の戦闘ダメージが0になるのも重要です。
デュエル中使用して1回、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》経由で発動可能である為、1枚の採用です。

《烙印融合》
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》経由で、《痕喰竜ブリガンド》の融合召喚を口実に、デッキから好きな高レベルを墓地に送るカードです。

  • 《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》

  • 《黄金卿エルドリッチ》

  • 《闇黒の魔王ディアボロス》

など、墓地に送りたい高レベルは多く、状況に応じて使い分けます。
デュエル中使って1回なので、1枚の採用です。

《遮攻カーテン》
自分のカードが戦闘・効果破壊される場合に肩代わりできる永続魔法です。
《七精の解門》で回収できるので使い回せます。
《おろかな副葬》で直接墓地に落とし《七精の解門》で回収できるので間接的にサーチも利き、非常に使い勝手がよいです。1枚の採用です。

《七精の解門》
初動です。3積み確定です。
カードの発動にはターン1の制約がありますが、効果に回数の制約はありませんので、以下のような動きも可能です。

場:《七精の解門》A
手札:《七精の解門》B
墓地:《黄金卿エルドリッチ》《暗黒の召喚神》等

  1. 場の《七精の解門》Aの②を手札の《七精の解門》Bを捨てて発動、墓地の《暗黒の召喚神》を特殊召喚

  2. 《七精の解門》Aの③で墓地の《七精の解門》Bを手札に戻す

  3. 墓地の《黄金卿エルドリッチ》の②で《七精の解門》Aを墓地へ送り、《黄金卿エルドリッチ》を手札に戻して特殊召喚

  4. 《七精の解門》Bを発動、デッキから好きな天界蹂躙拳を手札に加える

  5. 《七精の解門》Bの③で、墓地の《七精の解門》Aを手札に戻す

  6. 《七精の解門》Bの②を発動…

《覚醒の三幻魔》
ライフ回復の要にして、《メタル・リフレクト・スライム》の使い回し要員です。極力素引きしたいので3積みです。
【三幻魔】が複数並ぶと制圧が始まりますが、そちらの効果は活用する機会はあまりありません(やりすぎ感も強くあまりしたくない…)。

《メタル・リフレクト・スライム》

  • 《神・スライム》のリリース要員

  • 《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》のリンク素材

として活用でき、《覚醒の三幻魔》で再利用が可能な優秀な壁です。
《おろかな副葬》を通して《覚醒の三幻魔》で拾うサーチも可能です。

5-2. エクストラデッキ

《痕喰竜ブリガンド》
《烙印融合》で融合召喚します。
デュエル中1回しか使わない為、1枚の採用です。

《神・スライム》
《メタル・リフレクト・スライム》をリリースして特殊召喚します。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》適用下の場合、《メタル・リフレクト・スライム》が闇属性となる関係で、《闇黒の魔王ディアボロス》を蘇生させるトリガーにもなります。
複数枚あってもよいカードですが、複数回使うのは稀だった為、1枚です。

《混沌幻魔アーミタイル》
《次元融合殺》で融合召喚します。
デュエル中1回しか使わない為、1枚の採用です。

《リンクリボー》
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》の展開に使用します。
稀ですが、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の適用化であれば、相手の☆1モンスターを素材に墓地から蘇生することも可能です。
複数枚使うことはない為、1枚の採用です。

《サクリファイス・アニマ》
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》の展開に使用します。
相手がEXモンスターゾーンの前や、リンクマーカーが上を向いているリンクモンスターをEXモンスターゾーンに出すのは、「このカードで装備してください」というメッセージです。使って1回であり、1枚の採用です。

《転生炎獣アルミラージ》
《混沌幻魔アーミタイル》の展開に使用します。使って1回なので1枚です。

《I:Pマスカレーナ》
リンク素材としたモンスターに効果破壊耐性を付与します。
《双穹の騎士アストラム》《ヴァレルソード・ドラゴン》の素材に最適で、相手ターン中のリンク召喚も可能です。使って1回なので1枚です。

《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》
《烙印融合》《次元融合殺》を発動する為のカードです。1枚です。

《暗影の闇霊使いダルク》
相手が闇属性モンスターを使うデッキでないと機能しないので、やや相手依存ではありますが、展開力を底上げできるカードです。
自身の効果止まりでも《天威の龍拳聖》までは展開できます。
1枚入れていますが、入れ替え候補の自由枠に近いです。

《ライトロード・ドミニオン キュリオス》
デッキの好きなカードを墓地に送ることができます。
※その後の山札から3枚墓地に送る効果が裏目に出ることもあります。
被破壊時のサルベージ効果も優秀です。出せて1枚なので1枚です。

《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》
まあまあの耐性と打点を持ち、戦闘を介する必要はありますが、このデッキでは貴重な魔法・罠の対処が行えるカードでもあります。
1回は攻撃力上げたい。1枚です。

《天威の龍拳聖》
リンクマーカーの優秀なリンク3で召喚条件も緩く、戦闘破壊耐性を持つ優秀なカードです。通常モンスターは入っていないので除去はできません。
自由枠に近いカードで、1枚です。

《ヴァレルソード・ドラゴン》
打点の高さ、戦闘破壊耐性、《降雷皇ハモン》を守備表示に変更しつつ2回攻撃、相手モンスターを守備表示にしての攻撃回避などが行える非常に優秀なカードです。1枚。

《双穹の騎士アストラム》
攻撃誘導が《降雷皇ハモン》と噛み合う、単体でも優秀なカードです。
使い終わった《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を素材に、相手ターンに《I:Pマスカレーナ》で出せるとベストです。

《破械雙王神ライゴウ》
魔法・罠を除去できる数少ないカードです。
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》《天威の龍拳聖》などのリンク3+1体で展開できるので、シンプルに出しやすい解決策の一つです。

6. 不採用となったカード

《悪夢再び》
本デッキでは非常に優秀なサルベージ手段で、本来なら重宝します。
枠の都合により、サーチ手段のないこのカードから外れました。

《醒めない悪夢》
魔法・罠への対抗手段として優秀な永続罠です。
《おろかな副葬》《覚醒の三幻魔》経由でサーチが可能です。
ライフコストは《覚醒の三幻魔》で軽減可能で使い勝手がよいです。
《烙印融合》セットの導入時に外れたカードです。

《ユニオン・キャリアー》
《黄金卿エルドリッチ》をデッキから連れ出せるカードです。
近々禁止となる関係で外れ、烙印融合セットに切り替わりました。

《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》
攻守0の悪魔族で《七精の解門》に対応する高レベルモンスターで、リリース効果を持つなど本デッキとの相性が地味に良いカードです。
ペンデュラムモンスターであるため、1度限りの運用となってしまうのと、サーチが利かないことから投入していません。

《闇の護封剣》
表示形式を変更する永続魔法で、使い回せると強力なカードです。
《遮攻カーテン》との交換候補として優秀です。

《失楽の霹靂》
お辞儀をするのだ《降雷皇ハモン》!!
珍しいことに、効果解決時に適用し、オジギさせることによって効果を無効化するおそろしい効果を持っており、《超融合》さえ止めてしまいます。
ダメージ無効化含め重要なカードですが、枠の都合で外れてしまいました。

《闇の増産工場》
手札交換が可能な永続罠であり、本デッキでは使い所が多く優秀です。
《七精の解門》で充分な場面が多く、最終的に外れました。

《No.29 マネキンキャット》
《地縛神 Uru》
ランク2は《暗黒の招来神》2体で立てることができます。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》適用下なら相手モンスターの属性を「闇」に固定できる為、《No.29 マネキンキャット》の効果でデッキから《地縛神 Uru》を特殊召喚できると共に、《地縛神 Uru》は《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の効果によりコストに相手モンスターを使える為、相手モンスターを生贄に相手モンスターのコントロールを得る -2:1 交換を行うことができるという恐ろしいコンボを叩き込むことができるのです。
イッツァミラクル!!
更に《地縛神 Uru》は☆10なので《七精の解門》とも高相性と無駄がなく、非常に優秀なコンボです。枠の都合で外れています。

7. 所感

アドバンテージ確保の手段が多く、複数のフィールド魔法を活用しながら戦う、少し変わったデッキです。
状況次第では短期決戦も可能ですが、基本的には中~長期戦を想定した気の長いデッキで、思わぬシナジーが見つかったりと使っていて楽しいデッキとなっています。
優秀な入れ替え候補も多く、組む人によって型の差が出そうなテーマです。
SRが多い関係でやや高額ですが、興味のある方は是非組んでみてください。


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