シェアで日常に優しい流れを生む。/ 新井博文
こんにちは。
シェアリングエコノミー協会で事務局をしています、新井博文です。
僕はシェアリングエコノミーが「日常に優しさの循環を生む」と信じ、シェアリングエコノミーの普及・促進に関わっています。
ひとりでも生きていけるけど誰かとならば人生ははるかに違う
「ひとはひとりでも生きていけるけど
でも誰かとならば人生ははるかに違う」
大好きな曲、中島みゆきさんの「誕生」はこの歌い出しではじまります。
僕は20代の頃、旅行業に従事していたこともあり、日本47都道府県世界約50カ国を訪れました。
片田舎が育った僕にとって、異なる文化、宗教、大自然、街並みに出会うたびに畏敬の念を感じました。
そして、誰と旅をし、誰と出会うかに心奪われていました。
一緒に旅する人によって、現地の人たちから教えてもらうことによって、景色が異なって見えました。
多くの人が異文化へ訪れることで”違い”の魅力を知り、異文化、他人はもちろん”自分”という他人との違いすら受け入れることができる。
そうすると、社会は優しくなるのではないかと考え、旅行業に従事していました。
世界はもっと豊かだし、人はもっと優しいって本気で思っています。
しかし、旅行から帰り日常に戻ると、旅行が特別なものになり、日常に少しづつ疲れていきました。
どうしたら「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」生きられるのだろうか。
そんなことを考えていた矢先に出会ったので、シェアリングエコノミーです。
2017年に夫婦でカナダに1年間住むことを決めた僕たちは、まずの住処としてairbnbを利用して1ヶ月間、同じ屋根の下でカナダ人と暮らしました。
家主はゲイカップルのジョージとロバートです。
ローカルなレストランと、仕事募集情報を教えてくれるジョージ
イースターの日に、家族との食事に誘ってくれるロバート
濃厚なキスでおかえり、ただいまをする2人
ちょっと良い匂いの葉っぱを吸ってテンションがあがる、たまに家に来るジョージのママ
すべての体験に心踊らされました。
そのほかにもUberでは、数年前に移民してきたパキスタン人から移民で仕事を見つける難しさを聞いたり。
年間$50で月に数点日曜大工グッズが借りられる、モノの図書館”tool Library”は、周辺住民のコミュニティーの場になっており、隣近所の人と知り合いになれたり。
相変わらず”人”に、世界の豊かさと人の優しさを教えてもらいました。
それとともに、お金を払って時間をかけて旅をせずとも、自分が持っている家、車、工具、スキルをシェアすれば、日常がこんなにも豊かになるのだと知りました。
気づけば、日常に優しさの循環を生んでいる”シェア”に魅了されていました。
流れる水は腐らず
川の流れのように、つねに動き続けることで腐敗がおこならい、ことが由来となっている諺で、動き続けることによって腐らず、新鮮さを保つことができる、という意味です。私たち動物も、心臓を動かすことによって体内に血液を流しつづけ、体が腐るのを防いでいます。
それは心も人生もそして社会も同じではないでしょうか。
インターネットやSNSの普及で”個人の時代”や”情報の自由化の時代”と言われていますが、一方ではナショナリズムやポピュリズムが世界を席巻しています。
みんな豊かに優しく生きたい。
そのために、日常に人生に社会に流れが必要です。それも、日常にあり人と人が繋がる優しい流れが。
シェアリングエコノミーなら、日常に優しい流れを生むことができると信じています。
日常にあり心に優しい流れを生むシェア
そんなシェアがあまねく社会に広がるために、僕たちはシェアにまつわる情報を届けるためSHARING NEIGBORS(シェアリングネイバーズ)を募集しています。
是非、一緒に優しさであふれる社会をつくりましょう。
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