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Wannabe Academyの受講生から、社員になりました

「なりたいを、あきらめない」をテーマに掲げるWebマーケティングスクール「Wannabe Academy(ワナビーアカデミー)」。
運営会社のShareway(シェアウェイ)社員インタビュー第3弾は、「元受講生社員」の太田さんにお話をうかがいます。
前職では医療関係の仕事をしていた太田さん。
「広告代理店で働きたい」
「在宅ワークもできればしたい」
「だけど実務経験がないと採用してもらえない」――。
そんな状況をWannabe Academyを通じて打破した太田さんの「これまでの軌跡」と「今」についてお聞きしました。

「実務経験のない私が、Webマーケターになるには?」

-Sharewayに入社してちょうど1年になる太田さん。約2年前、コロナ禍に突入した頃にはWannabe Academy受講生として勉強中だったそうですが、受講のきっかけを教えてください。

そもそもは、友人のSNSアカウントの運用を個人的に手伝っていたことがきっかけでした。
「どうしたらフォロワーを増やせるんだろう」と試行錯誤する中で、「改善ポイントが当たればフォロワーが増える」「何の工夫もしなければ変化は起きない」ということを肌で感じて、「SNS集客って、おもしろい!」と思うようになったんです。
これを仕事にするとしたら、どんな職業になるんだろうと調べた際に「Webマーケター」の存在を知って、広告代理店への就職をめざして転職活動もしてみました。でも、実務経験がないとなかなか転職はうまくいかないということがわかったんです。それならどうにかして実務経験を積むしかないと調べていく中で、Wannabe Academyを見つけました。

-「業界未経験でも実務経験が積めるから、Wannabe Academyを選んだ」という受講生の声はよく聞きます。当時の太田さんは、Webやマーケティングとはまったく関係のない業界にいたのでしょうか。

医療関係の仕事をしていたので、Webも、マーケティングも、どちらもまったく関わりがなかったですね。勤務先にそういった関連の部署もなかったので、実務経験を積もうと思ったら、自分で何とかするしかありませんでした。Wannabe Academyには卒業後にクライアントワークの機会があると知って、受講を決めました。

-受講生の頃は、どのように勉強に取り組んでいましたか。

振り返ると、相当ストイックに取り組んでいたなぁと思います(笑)。
3ヵ月間のカリキュラムでは、毎週の授業のあとに小テストと課題が出されますが、「小テストは2問までしか間違えてはダメ」と自分でルールを決めていましたね。わからないところがあればチャットで質問したり、補講を受けたりして必ず解決していましたし、課題も週末を使って欠かさず提出して、目標点数も決めていました。フィードバックが届いたら、点数はもちろん、コメントもしっかり確認して、次に活かすようにしていました。

-Wannabe Academyのカリキュラムとサービスを最大限使い倒していた感じですね!

3ヵ月間ずっとそのペースをキープしていたので、カリキュラムの後半はかなりつらかったです(笑)。
今、私はWannabe Academy事務局として受講生の皆さんの学習相談に乗ったり、通常授業でわからなかったところなどを補講でサポートしたりしているのですが、「そんなに思いつめなくても大丈夫だよ!」「この部分はみんな絶対つまづくところだよ!」と、当時の自分のつらさや大変さを思い出しながらコミュニケーションをとっていますね。

クライアントワークに携わる楽しさと、Webマーケターとしてのスタート


-卒業後のクライアントワークでは、どんな企業を担当しましたか。

エステティックサロンを担当しました。集客を目標にしていまして、私が参画した当初はあまり広告予算が取れないとのことだったので、まずはWebサイトの改善やGoogleビジネスプロフィール(Googleでお店を検索した際に表示される店舗情報、利用者の口コミ、投稿者とのやりとりなどを管理できる仕組み)の活用、SNSを使った施策について、提案をしていました。SNS施策に関しては、以前友人のアカウントを運用していた経験が活かせましたね。

-特に記憶に残っている施策などはありますか。

「インフルエンサーマーケティングをしませんか?」という提案です。
そのエステティックサロンは女性をターゲットにしていたので、女性ユーザーの多いInstagramでインフルエンサーの方に協力してもらえば効果が出るはずと考えてご提案しました。ただ、クライアント側としては「おもしろそうな話だけど、実際どれくらいの効果があるの?」とご不安だと思いますので、他の企業の事例を探して、インフルエンサーマーケティングでどれくらい成果を見込めるのかといったデータもセットでお見せしました。

-数字的な根拠も合わせてご提案したのですね。

はい。授業課題のフィードバックでも「なぜこの提案をするのか、できるだけ数字で根拠を表すといいですよ」というコメントをよくもらっていましたし、クライアントワークに入ってからもリーダーの方が同じ話をしていたので、「数字は必須なんだ!」と刷り込まれていました(笑)。
当初、「まずはフォロワー1万人くらいの方で試してみませんか?」とご提案したのですが、思いのほかご興味を持っていただけて、「しっかり取り組んでみたい」とフォロワー8万人くらいのインフルエンサーの方にご依頼することになりました。数値で説明するのがいかに効果的なのか、実感しましたね。

-インフルエンサーとの交渉なども太田さんが行ったのですか。

交渉自体はクライアントの方が行いましたが、交渉する際のシナリオや文章、方法については私が考えてご提案しました。私がクライアントワーク期間を終えたあとの話にはなりますが、実際何人か集客につながったと聞いたので、自分の提案が通じたという手ごたえになりました。

-初めてのクライアントワークはいかがでしたか。

勉強しているだけではできない経験をたくさん積めましたね。
「こんな施策をやってみよう」と言葉にするのは簡単でも、クライアント側の知りたい・不安なところは結局「これをして結局どうなるの?」「どんな効果が見込めるの?」という部分です。「数値で説明するのが大事」というアドバイスを実践して、外部データや指標になるデータを調べて提案したことが認められたのは、本当にいい経験でした。
また、クライアントの反応を直に見ることができたのも貴重でした。どれだけ本気で改善施策を考えても、どこかで「本当にこれで良いんだろうか?」という不安は常に抱えていました。自分としては100点満点のつもりでも、相手から見てどうかというのはまた別の話です。クライアントの方にはいつも私の提案内容に正面から向き合って検討していただけたので、事前準備はすごく大事だなと感じたのを覚えています。

-クライアントワーク期間終了後は、どんなことをしましたか。

エステティックサロンのクライアントワーク期間終了間際に、「Wannabe Academyで受けた案件の中に、コスメECサイトの立ち上げの話がある。SNS広告も出していくから、やってみませんか?」と声をかけてもらいました。もう1人のメンバーと一緒に、ゼロベースから案件に関わりました。

-新たな案件にスカウトされたのですね!なぜ声をかけられたのだと思いますか?

代表の森田さん曰く、「エステティックサロンのクライアントワークでの私の提案がすごくおもしろかったから」「型にとらわれず、新しい切り口で提案できる人だと感じたから」とのことでした。ここでも、自分の提案がただの自己満足ではなくて、ちゃんと評価されたんだとわかって、うれしかったですね。
医療関係の仕事では、自分の強みは「課題解決力」と「サポート力」だと思っていたので、それがWebマーケティング分野でも活かせると感じました。

Wannabe Academyの中と外、両方の立場から成長に貢献していく

-Sharewayには2022年2月に入社されたそうですが、入社のきっかけをお聞きしたいです。

コスメECサイトの案件を手がけていたときに「Sharewayの正社員になるための選考に参加してみませんか」とお誘いを受けて、面接なども経たのちに正式採用となりました。採用となった理由について、私自身としては「元受講生」としての視点がSharewayの成長に活かせると感じてもらえたのかな、と思っていました。現役の受講生が直接言いづらいところ、卒業課題のきつさ、クライアントワークと仕事の両立、勉強への取り組み方など、力になれることはいろいろあると感じていたのです。でも後日森田さんとお話ししていたときに、「エステティックサロンやコスメECサイトの実務の取り組みを見ていて、常に“どうやったらこの課題を解決できるか”という視点で考えることが出来る人だと感じた。だから一緒に仕事したいと思った。」と、採用の理由を聞かせていただきました。

-太田さん自身の徹底的に顧客へに寄り添う姿勢と問題解決への熱量の高さが、Webマーケティング業界への道につながったのですね。入社後、今はどんなお仕事をされていますか。

入学前の方に向けたセミナー運営や個別相談、Wannabe Academyの広告運用やサイト分析の他にも、元受講生の立場を活かして受講生の方の学習相談や補講も行っています。つまづきやすいポイントなどは、自分の経験も踏まえてお話しするようにしていますね。また、クライアントと打ち合わせを行ったり、ツールの設定などで分からないところがあればご相談に乗ったりなどもしています。
私自身、受講生の頃は分からないことだらけで、それでも勉強し続けたことでここまで成長できたので、「今はわからなくても大丈夫ですよ!」と、悩みや不安に寄り添いながら、受講生の方やクライアント企業のサポートができていることに達成感があります。

-当初の目標だったWebマーケターの仕事に限らず、幅広く活躍されていますね。入社して1年経ちますが、ギャップを感じたことはありましたか。

Wannabe Academyに関してのギャップは特に感じていないのですね。たくさんのクライアントさんと触れ合う中で、自分がいかに「勝手なクライアント像」を持っていたかということに気づきました。
以前の私は、相談しに来るクライアントは知識の豊富なプロフェッショナルな方ばかりだと思い込んでいました。そういった相手に施策を提案するのがWebマーケターの仕事だと思っていたのです。でも実際は、「Web対策はよくわからない」「むしろ教えてほしい」という人が意外と多い印象です。自分が教える立場になることもあるとは想像していなかったので、業種や規模など様々なクライアントの方と話していく中で、寄り添うことの大切さにも気づかされました。

-「寄り添う」に関連して、太田さんが受講生の方やクライアントと接する上で大事にしていることを教えてください。

受講生でもクライアントでも、悩んでいることをしっかり解決できるように、私自身も勉強し続けることを一番大事にしています。勉強方法は人それぞれだと思いますが、私は誰かと一緒にというより、個人で調べて勉強するタイプです。本を買ってそこに書き込みをしたり、実際にツールを触って動かしてみたりすることが、私にとって効率がいい勉強方法ですね。
一緒に目標から施策を逆算して考えることがわくわくしますし、うまくいかないときはきつかったりもしますが、それも含めて「相談相手」として寄り添えることに幸せを感じています。勉強を継続しながら、少しでも力になれるところを考える。課題が解決した時は、一緒に喜ぶ。そこにやりがい感じています。

-頼りにしてもらえるのはうれしいですね。働き方に関しての満足度はいかがですか。

今、福岡に住んでいてフルリモートで働いています。Webマーケターをめざしたいと思った理由の1つに「在宅ワークがしたい」という思いもあったので、Sharewayに入社してその働き方が叶ったのはとてもうれしいです。
社員同士の連絡は基本的にチャットで行っていて、緊急時などは電話も使いながら、うまくコミュニケーションできていると感じます。働く時間帯は、朝10時スタートまたは午後1時スタートのどちらかでシフト制になっているので、夜に受講生の方との相談が入っているなら午後出勤、夜に打ち合わせなどがない時は朝10時から夜19~20時くらいまで仕事したりと、融通を効かせながら働けています。

-前職の医療関係では出社スタイル、そこから突然在宅ワーク切り替わって、大変なことはなかったですか。

最初の頃は、プライベートとの切り替えにすごく悩みました。家で過ごすのが好きで、在宅ワークにはすごくあこがれていたので、「働く環境としては夢が叶っているのにどうしてつらいの?」という感じでしたね。自分はプライベートな空間で仕事をするのは受け付けないタイプだということに、実際に在宅ワークをしてみて気づいたので、今は仕事する部屋とプライベートで使う部屋はくっきり分けています。「この部屋に入ったら仕事モード」と切り替えができるようになったので、自分に合った形で働けています。

-最後に、Wannabe Academyの受講生や卒業生、Sharewayへの思いなどをお願いします。

「元受講生社員」として、私自身、Wannabe Academyで経験したことがベースとなって自分らしい働き方の実現につながったと感じています。叶えたい目標があるなら、自分のペースで大丈夫なのでがんばっていただきたいなと思います。Sharewayは、自分の仕事に対してたくさんのメンバーからフィードバックやアドバイスをもらえる「成長できて、自分がやりたい働き方が叶う場所」です。
ぜひ、皆さんにもそんな場所を見つけてほしいなと思っています。



取材・執筆:なかざわともこ
編集:寺山小弥子







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