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コモンズの再発明

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様々な領域や産業において共創型コミュニティを作り出し、プレイフルに社会のありようをシフトさせていくにはどうしたらいいのだろうか。その鍵になりえる「コモンズ」「共」についての調査や… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

都市の機能はどこまでコモンズにできる?

シェアビレッジの関係者がコモンズの再発明について探索する、雑談的なコーナー。今回は、『WIRED』日本版の雑誌「NEW NEIGHBORHOOD」特集にも関わっていた、都市デザイナーの内田友紀さんと丑田が交わした都市とコモンズの話を中心にお届けします。 都市の構造が変わっていこうとしている丑田:WIREDの「NEW NEIGHBORHOOD」特集、読んだよ!マンズィーニさん(※)への取材はどうだった? 内田:マンズィーニさんは以前から影響を受けてきた人だったから、すごく緊

「みんなでつくるプラットフォーム」ってなんだ?猫でもわかる!プラットフォーム・コーポラティズム超入門!

シェアビレッジは「プラットフォーム・コーポラティズム」のモデルケースになっていくことを志向しており、2020年4月のリリースからその実践を重ねてきました。 他方、「プラットフォーム」も「コーポラティズム」も日本語になじんでおらず、ほぐしながら発信していく必要性を感じています。 そこで今回は、澤正輝と丑田俊輔の2人で語りあいながら、猫でもわかるように「プラットフォーム・コーポラティズム」のことを翻訳していこうと思います。 シェアビレッジの葛藤とオリジンへの回帰 澤正輝(

そうだ 一揆、しよう。

2022年、「コモンズ」や「コミュニティ」はどのような変化が起こるだろうか。2021年のShare Villageの動きを振り返りながら、2022年の潮流を抱負も兼ねて書いてみたい。 執筆:丑田俊輔(シェアビレッジ代表) 自律分散的に生まれていくコミュニティ群 Share Villageをリリースして8ヶ月が過ぎた。 お陰さまで2021年には、全国各地で16のコミュニティが公開。住宅・山・飲食・農業・まちづくり・子育て・関係人口から、新たな共同体の社会実験まで、様々な領