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【前編】シェアプレイス卒業生に聞く。おかえりがある一人暮らしと、その後の話。│青山さんご夫妻(THE SHARE)

渋谷区神宮前、原宿駅徒歩9分に位置する「THE SHARE」は、ショップ・オフィス・アパートメントからなる複合施設。「遊び」と「仕事」と「暮らし」が交差するこの空間には、多種多様な人たちが集い、日々新たな出会いやカルチャーが生まれています。ホテルのようなスタイリッシュなデザインと、200㎡を超える広々とした共有スペースも特徴のひとつ。
今回は「THE SHARE」での出会いを通じてご結婚されて、現在は子育てに奮闘中という青山さんご夫妻に、卒業生ならではの目線でシェアプレイスの魅力について語っていただきました。

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プロフィール
わたるんさん
・入居歴:2015年1月〜2018年1月(3年)
・ご職業:webデザイナー、ライター
あベベさん
・入居歴:2014年10月〜2018年1月(3年半)
・ご職業:建築設計事務所で住宅や商業施設、保育園を担当
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肩書きではなく、部屋番号でつながり合う

わたるん:「THE SHARE」に住む前は、リビタが運営する「りえんと多摩平」と「シェアプレイス田園調布南」に住んでいましたが、会社員からの独立を機に引っ越しました。「THE SHARE」は竹下通りや表参道の近くでアクセスがよく、情報感度の高い人たちが集まっているイメージがあったので、自分にとって憧れの物件だったんです。
実際に入居してみると、20〜40代の映像編集者やプログラマー、ファッションデザイナーやイラストレーター、あとは人生の先輩である50代の経営者の方などがいて。普段の生活ではなかなか出会えないような約60人のシェアメイトと、年齢や肩書きを気にせずにひとつ屋根の下で暮らすという経験は、すごくワクワクしたし刺激になりました。名刺交換をしなくても、部屋番号で誰かとつながり合えるって、シェアプレイスならではの面白さですよね。

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(3階は女性専用フロア、4・5階は男女兼用のシェア住居。)

コミュニティが最大のセキュリティになる

あベベ:私は実家暮らしだったので、一人暮らしをはじめたくて「THE SHARE」に引っ越しました。大学の卒業論文のテーマが「シェアハウス」だったので、以前研究のために「りえんと多摩平」を訪れたことがあって。そのつながりで「THE SHARE」の存在を知り、空間デザインに一目惚れして入居を決めました。建物の設計を仕事にしているので、「なるほど、こう作っているのか」と勉強になることもありましたね(笑)。
それに女性の一人暮らしって、防犯対策をはじめ不安なことが多いじゃないですか。普通のアパートやマンション暮らしだと、隣近所に住んでいる人の名前も年齢も性別も分からないから、すれ違っても挨拶すらできないし。その点シェアプレイスは、入居時に自己紹介イベントがあるし、全員と顔見知りになれなくても、同じ敷地内に友人が増えるので。困ったときも助け合えるようなコミュニティがあることが、最大のセキュリティだと実感しました。

共有スペースでシェアメイトと交流している写真(インスタ)

(開放感のあるダイニングには、現入居者だけでなく卒業生も顔を出す。)

兄弟とも友人とも違う、損得勘定抜きの関係性

わたるん:シェアメイトとは、兄弟とも友人とも少し違ういい距離感で交流できて、人生が豊かになりました。例えば年齢差がある50代の方とか、社長という肩書きがある方って、普通の場では緊張したり遠慮したりして上手く話せないじゃないですか。当たり障りのない会話はできても、その方の核になっている想いやお人柄に触れることって、かなり難しいですよね。
でも「THE SHARE」という空間においてはみんな対等だし、交流を望んで共有スペースに顔を出せば、損得勘定抜きのフラットなお付き合いができるので。社長に船を出してもらって、釣りに連れて行ってもらったこともありました。釣った魚をシェアキッチンで捌いて、みんなでお酒を飲んで語り合った時間は、シェア暮らしのなかで印象的な思い出のひとつです。

釣り

(釣りの様子。旅先からみんなで同じ家に帰れるのがシェア暮らしの面白さ。)

あベベ:シェアプレイスには、広いシェアキッチンとダイニングがあるので、一緒に食卓を囲む人たちの影響で食に対する価値観も変わるんですよ。私たちが住んでいた時は、お肉屋さんの店長がいたから、なかなか食べられないようなすごく良いお肉を持って帰ってきてくれたり。料理長として働いている人が、美味しい手料理を振る舞ってくれたりもして、シェア暮らしならではの食事を味わうことができました。

キッチンカウンター

(会話をしながら料理を楽しめるシェアキッチン。)

★後編はこちら

★THE SHARE物件詳細はこちら

取材:2020年12月
interview & photo_ 馬場澄礼


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