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越後湯沢町「起業型地域おこし協力隊」とは?空き家を活用して街づくり・場づくりをしたい方を募集中!

新しくできたシェア街のきょてん、Little Japan ECHIGO(新潟県湯沢町)は旅館であると同時に、まちづくり拠点としての機能もあります。

『まちづくり拠点』としてのLittle Japan ECHIGOでは現在、「起業型地域おこし協力隊」を募集しています。廃業となった旅館の事業承継や空き家を活用した起業家の育成を行い、集落全体の面的な活性化を目指し、一緒に場づくりをしてくれる方を募集しています!

https://smout.jp/plans/10580

とはいえ「いきなり移住して本活動というのは不安」という方向けに、実際にどんなことをするのか?湯沢町の人の雰囲気は?といったことを紹介していきたいと思います。

1.Little Japan ECHIGOとは?

2023年4月に、新潟県湯沢町の二居という人口80人程度の小さな集落にオープンした、宿泊・飲食・まちづくりの機能を持つ複合施設です。宿泊事業に関しては2022年12月から先行オープンしています。かつて「小松屋」という旅館として営業していた建物をリノベーションして、個室とドミトリーがあり、カフェも併設しています。カフェに関しては、この二居というエリア内では唯一の飲食店となっており、イベントスペースとしての活用もできます。単に飲食をするところというだけでなく、人と人の繋がりやコミュニティを生む、まちづくりの拠点としての機能も担っています。

https://motion-gallery.net/projects/littlejapanechigo

2.まちづくり拠点とは?

湯沢町では現在、空き家や旅館の廃業が課題となっています。これは、需要が無いとか、お客さんがいないという訳ではなく、経営者の高齢化による担い手不足が主な要因です。そこで湯沢町では、地域おこし協力隊として都市部から移住して、その課題に取り組んでいただける人を募集しています。具体的には、現在経営している旅館の事業を継承したり、空き家を活用して、飲食店をオープンしたりといった形です。
湯沢町というとスキーのイメージが強いと思います。事実スキーシーズンには、二居にあるいくつかの宿泊施設にも、たくさんのスキー客が訪れます。昨年の12月にオープンしたLittle Japan ECHIGOでも、開業早々にも関わらず土日は毎週ほぼ満室という状態でした。
一方でグリーンシーズンにおける宿泊施設の活用、そのための観光資源の開拓といった課題もあります。標高900mに近い二居地域は夏でも比較的涼しいです。また、宿の近くには小川のせせらぎが心地よい神社があったり、ロープーウェイからの眺めが良いダム湖があったりと、様々なポテンシャルを秘めた資源があります。そういった情報を集めたり、人と人を繋いだりすることが、まちづくり拠点としてのミッションです。

3.企業型地域おこし協力隊とは?

地域おこし協力隊については、湯沢町に限らず様々な地域で募集されています。地域おこし協力隊として地域に関わる中で課題となることのひとつが、3年の任期が終了した後にどうするか?ということです。
今回募集する「起業型地域おこし協力隊」は、3年の任期期間中は、基本給を貰いながら起業・独立に向けて準備をしてもらい、任期終了後は湯沢町に定住して事業をしてもらうことを想定したプログラムになります。

一例でいうと、最初はLittle Japan ECHIGOで宿スタッフをして働いて宿の運営スキルを取得し、その後は資金調達のノウハウも学びつつ、地域のキーマンや観光協会や自治体の方と繋がり、空き物件などを探して、起業・独立を進めていくといった流れになります。
宿泊業の経験が全く無いという人でも、地域おこし協力隊として安定した収入を得ながら、独立の準備ができる制度になっています。また、家賃・ガソリン代・書籍代・資格取得のための費用など、活動経費の一部については別途補助も出るほか、独立したあとも1年間は協力隊として活動できます。

4.移住までの3ステップ

いきなり知らない地域に移住して事業を始めたり、もしくは地域おこし協力隊として活動するということもハードルが高いと思います。そこで、Little Japan ECHIGOでは、①おためし、②インターン、そして③起業型地域おこし協力隊という、定住までの3つのステップを設けています。

①おためし

2泊3日の体験プログラムで、実際に越後湯沢町にお越しいただいて、宿泊業務の一部の体験、空き家の視察や現地調査、観光協会の人とお話しする場を設けることなどができます。
湯沢町までの交通費はご負担いただきますが、体験期間中の滞在費や、おためし期間中の移動費・交通費は補助が出ます。

②インターン

2週間~3か月の期間、Little Japan ECHIGOで働いて宿の業務をしながら、越後湯沢町で暮らすということも体験できます。どんなことをやりたいか(宿泊業や飲食業、アクティビティの開発、イベントの企画・運営など)によってコースが分かれていて、実際に町内の観光資源を視察したり、定期的に開催されている地域のマルシェイベントに運営として関わったりなども可能です。
いずれのコースでも、インターン期間の最後に事業計画書を作成していただき、その報告会やフィードバックなどもさせていただきます。
インターン期間中はお給料が発生し、町内の宿泊施設に泊まりながら活動をすることもできますし、Little Japan ECHIGOに長期滞在プランでお得に滞在しながら活動することもできます。

5.地域おこし協力隊の活動事例は?

湯沢町での地域おこし協力隊制度は2年前から始まりました。現在活動している方も含めると、トータルで8名ほどがこの制度を使って湯沢町内で活動をしています。起業した例としては、NPO法人として児童支援教育事業を立ち上げたり、内装工事業者として起業したりといったものがあります。

6.湯沢町や二居の雰囲気は?

同じ町内でも地区によって雰囲気は異なりますが、全体的な傾向でいうと湯沢町は、新幹線で都心から1時間半程の立地ということや、人口の半分くらいが観光関連に関わっているということもあり、外部の人が入ってくるということへの抵抗は少ないです。
Little Japan ECHIGOについても、二居や湯沢町に昔からの縁があったわけではありません。2021年11月に初めて二居を訪れ、廃業となった旅館「小松屋」、つまりLittle Japan ECHIGOとなる物件を紹介していただいたのがはじまりです。

Little Japan ECHIGOの前。二居のメインの通り

Little Japan ECHIGOのスタッフが町内会長や地域の方々に何か相談するときも、LINEグループをつくってコミュニケーションをしており、形式ばった堅苦しいフローなどは基本的にはしていません。
一方で、都市部で働く場合との違いとして、人口が少ない分、人との付き合いは濃密になります。二居地区に現在住んでいる人の数は100人にも満たないですし、湯沢町全体の人口も8000人程度です。報連相を怠ってしまい、事業や人間関係などで予期せぬトラブルなどに発展するといった可能性もあります。
Little Japan ECHIGOとしても、私たちが経験してきたことをふまえて、事業計画や資金調達や日々の業務といったことから、空き家に関する地域のキーマンの方や観光協会の方などと繋がる場を設けるといったことや、その他の細やかな部分まで、サポートやケアができればと思います。

7.選考・申込みフロー

もしこの記事を読んで、湯沢町で何かに挑戦したい!と感じた方やより詳しい話を聞きたいという方は、是非下記のInstagramアカウントやメールなどからご連絡ください!
「自分の場合どんなことができるだろうか?」というような相談もお待ちしていますので、お気軽にご連絡ください。

一緒に湯沢町を盛り上げたいという方の応募をお待ちしています!



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